L o a d i n g . . .
1997
6
21
[ 土 ]
1997
6
21
[ 土 ]
ジュレ オー カフェ
加藤 久美子
先生
薄力粉
50g
強力粉
50g
塩
ふたつまみ
有塩バター
60g
冷水
(冬期)40~45cc(夏期)30~35cc
板ゼラチン
6g
コーヒーの粉(エスプレッソ)
20~25g
グラニュー糖
80~90g
コーヒーエッセンス
少々
ラム酒
8~10cc
生クリーム
50cc
コーヒービーンズ
8~10cc
ホワイトチョコレート
適宜
油
下準備 ・板ゼラチンは水でふやかします ・コーヒーエッセンスを作ります。インスタントコーヒー小さじ1強に熱湯小さじ1/2で溶きます。 ・ホワイトチョコレートはカットしておきます。
1
<板ゼラチンの上手な扱い方>
【1】板ゼラチンはたっぷりめの水に小さく切って1枚ずつ入れる。2~3分でふやける。
【2】水につけっぱなしにせず、もどったら乾いたタオルに並べて水分をふきとる。
【3】容器に入れ、ラップをかけておく。この状態にしておけば、いつでもすぐに使える。
2
<パイエクスプレスの作り方>
【1】ボールに薄力粉、強力粉、塩を入れ、カードで混ぜる。
【2】さいの目に切ったカチカチのバターを加え、切るようにして混ぜる。
【3】バターの大きさが小豆大になればよい。バターの粒が大きいとその分身縮みをおこし、逆に小さすぎると層にならない。
【4】冷水を一気に加え、カードでまわりの粉をかけながら、あえるように混ぜる。粉気が残るボロボロの状態でストップ。
【5】手の平に打ち粉をつけて(4)を台にとり出し、集めながらまとめていく。
【6】ホロホロの状態で、手で押さえると辛ろうじてまとまるぐらいでよい。不安になっても水など加えてはいけない。
【7】練らずに、体重をかけて空気を抜くようにしてまとめていく。まとまったらラップに包み、冷蔵庫で30分~1時間休ませる。
【8】めん棒で1cm厚さまで叩いたら、生地をまわしながら3mm強の厚さにのばし、フォークまたはピケローラーでピケする。
【9】オーブンシートを敷いて型をのせ、生地をめん棒でとってかぶせる。
【10】型に敷き込み、めん棒を型の上に転がして、生地を断ち切る。重石をして190~200℃のオーブンで15~20分、空焼きをする。
3
<作り方>
【1】お湯を沸騰させ、火を止めて90℃に下げる。コーヒーフィルタを敷いたドリッパーに挽き立てのコーヒーの粉を入れる。
【2】お湯を少量かけて粉を湿らせ、30秒おいてから、細かい泡を均一に立てるように、お湯を静かに注ぎ、150~160ccのコーヒーを抽出する。
【3】ボールにふやかした板ゼラチンを入れ、コーヒーを静かに注いで溶かす。
【4】グラニュー糖を加え、静かに混ぜ合わせる。
【5】ゴムベラでアクを除く。アクを残すとなめらかなゼリーにならない。
【6】コーヒーエッセンス、ラム酒を加え、味をととのえる。
【7】ホワイトチョコレートを湯煎で溶かし、空焼きしたパイエクスプレスに、上から8mm下がった側面と底面に1~2mm厚さにぬる。パイがしめらないコーティングの役目もする。
【8】冷凍庫に入れて冷やし、固まったら室温に出し、汗をかかせる。ゼリーとぴったりつけるため。
【9】(6)のボールの底を氷水に当てながら静かに混ぜ、ゆるくとろみをつける。
【10】回転台(8)をのせ、回転台をまわしながら(9)のゼリー液を流し入れていく。冷蔵庫で固まるまで冷やす。
【11】五分立ての生クリームを流し入れて表面全体に広げ、あればコーヒービーンズを飾る。
タルト型を使って小さな一口サイズでつくってもよい。
パイ生地にチョコレートを流したら必ず冷凍庫で10分位冷やし固め、ゼリー液を流す前に室温にだして汗をかかせること(これがポイント)。
ホワイトチョコレートはパイの湿気り止めの役割をしていますので、時間がたってもパイはサクサクです。
このレシピの先生
加藤 久美子 先生