L o a d i n g . . .
1997
12
6
[ 土 ]
1997
12
6
[ 土 ]
シブースト
加藤 久美子
先生
薄力粉
50g
強力粉
50g
塩
ふたつまみ
有塩バター
60g
冷水(冬期)40~50cc(夏期)30~35cc※この配合で作り、約150gを使う。
紅玉
2~2+1/2個
バター
20g
グラニュー糖
40~45g
ブランデーまたはカルヴァドス
10cc
シナモン
少々
▼シブーストクリーム
牛乳
200cc
バニラビーンズ
1/4本
板ゼラチン
4g
卵黄
2個分
グラニュー糖
40g
薄力粉
12g
コンスターチ
12g
カルヴァドス
10~12cc
グラニュー糖
60g
水
30cc
卵白
60cc
グラニュー糖
20g
グラニュー糖
1
下準備
【1】パイエクスプレス生地は3mm厚さにのばし、ピケローラーでピケしてから型に敷き込み(ピケローラーがない場合は型に敷き込んでからフォークでピケする)、冷蔵庫で休ませます。
【2】りんごのコンポートを作り、粗熱をとります。
【3】オーブンを190℃にセットします。
2
シブーストクリームの作り方
【1】割りほぐした卵黄にグラニュー糖を1度に入れ、白っぽくマヨネーズ状になるまで、空気を含ませるように混ぜる。
【2】牛乳に裂いたバニラビーンズを入れ、鍋の縁がフツフツとなる沸点(80℃)まで温める。表面に皮が張るようでは温めすぎ。
【3】(1)に薄力粉をコンスターチをふるい入れ、練らないように軽く混ぜる。粉が少し残っているぐらいでよい。
【4】(2)の牛乳の1/3量を入れ、空気を入れないように、グラニュー糖を溶かすようにして混ぜる。残りの牛乳を2回に分けて同様にして混ぜる。
【5】鍋に戻して強火にかけ、泡立て器でスピーディーに混ぜながら一気にとろみをつける。
【6】つやが出てピカッと光ったら火からおろし、ふやかしてゼラチンを加えて溶かす。混ぜすぎてのりにしないように注意。
【7】バットに移してラップをし、叩いて空気を抜き、粗熱をとる。
【8】イタリアンメレンゲを作る。鍋にグラニュー糖を水と入れ、115~118℃になるまで煮つめる。温度止めの氷水を用意しておく。
【9】その間にメレンゲを作る。卵白を五分立てにし、グラニュー糖を少しずつ入れ、角が少しおじぎをする九分立てにする。
【10】(8)の鍋底を氷水につけて温度を止め、鍋底の水気をふき、(9)に加えながら、重くもったりとするまで泡立てる。
【11】(7)の粗熱がとれたら、バニラビーンズを除いてボールに入れ、ざっとほぐし、カルヴァドスを少しずつ加えて混ぜる。
【12】(10)を3回に分けて混ぜる。1回目はよく混ぜ、2回目、3回目は小分けにして加え、泡を消さないようにフワッと混ぜる。
3
パイエクスプレス生地の作り方
【1】ボールに薄力粉、強力粉、塩をふるい入れてカードで混ぜ、さいの目に切ったカチカチのバターを加え、切るようにして、バターが小豆大になるまで混ぜます。バターの粒が大きすぎると層になりません。
【2】(1)に冷水を一気に加え、カードでまわりの粉をかけながら、あえるようにしてボロボロの状態まで混ぜます。
【3】手の平に打つ粉をつけて(2)を台にとり出し、集めながらまとめていきます。練らずに体重をかけて空気を抜くようにしてまとめていくと、ポロポロの状態が徐々にひとまとまりになってきます。
【4】ラップに包み、冷蔵庫で30分~1時間休ませます。
4
りんごのコンポート
【1】紅玉は皮をむいて縦4つ割りにし、芯を除いて厚さ2cm のくし形に切ります。
【2】鍋にカットしたバターを入れ、(1)とグラニュー糖を入れ、 (1)とグラニュー糖を入れて強火で炒め、水分が充分に出てきたら弱火にし、5~6分煮ます。
【3】りんごが透明になってきたらブランデーとシナモンを加え、強火で炒めて水分をとばし、バットにあけて粗熱をとります。
5
仕上げ
【1】パイエクスプレス生地の上にりんごのコンポートを入れ、平らにならし、190℃のオーブンで約25~30分焼きます。
【2】(1)が完全に冷めたら、シブーストクリームを小山状にのせ、冷蔵庫で冷やします。
【3】(2)が固まったら、上面にグラニュー糖をふり、あればコテかバーナーで上面を焦がし、再び冷蔵庫で一晩休ませます。
フランス、ノルマンディー地方特産のアップルブランデー。辛口で、アルコール分は40~50%と高く、食後酒として飲まれたり、カクテルや製菓用の材料に。
このレシピの先生
加藤 久美子 先生