L o a d i n g . . .
1999
1
23
[ 土 ]
1999
1
23
[ 土 ]
ブルターニュ地方のコトリアード
渡辺 誠
先生
ムール貝、またはかき(生食用)
150~200g
生だら
2切れ
白ワイン
1カップ
ポロねぎ
1/4本
じゃが芋
2個
玉ねぎ
1個
香草(タイム、ローリエ、パセリなど)
適量
チキンスープ
3~4カップ
●塩、こしょう、バター、ラード、小麦粉
1
たらは一口大に切り、ポロねぎを玉ねぎは薄切りにし、じゃが芋は皮をむいて2~4つ割りにします。
2
鍋にラード大さじ2を熱し、ポロねぎ、玉ねぎ、じゃが芋を炒め、白ワインとチキンスープを加え、沸騰したらアクを除きます。
3
(2)に貝とたらを入れ、中火で味が出るまで煮つめ、途中香草も加えます。
4
味が出たところで、ブールマニエ(溶かしバター大さじ1に小麦粉大さじ1を練り合わせたもの)を少しずつ加えて軽く混ぜ、一度沸騰させてとろみがついたら、塩、こしょうで味をととのえます。
5
器に具とスープを盛り、タイムを飾り、カリカリに焼いたトーストを添えます。フランスでは具とスープを別々に盛り、具はビネグレットソースや塩で、スープはトーストと一緒に食べます。
ブルターニュは気温が低く、根菜類が有名な地方。 このコトリアードはトマトのおいしい南仏プロバンス 地方のブイヤベースに相対する魚介料理。
フランス南部地中海に面したマルセイユには、世界的に有名な魚介料理ブイヤベースがあります。一方、北フランスにもこれに対する料理としてコトリアードがあります。英仏海峡と大西洋に囲まれたブルターニュ地方の名物料理で、ブイヤベース同様にフランスではスープと具を別々にいただきます。 具は魚介類を楽しむときは、ブルゴーニュ地方シャルローズ地区で最も良質の白ワインといわれるリュリー村のワインが、適度な酸味と切れ味のよさでコトリアードの持つ特長を殺すことなく、実に心地よくバランスをとってくれます。
具をくずしてソースと混ぜ一緒にスプーンにのせていただきます。
味の決め手はラードを使ってコクをだすこと、野菜に絡むように炒めます。
チキンスープを加えてじゃが芋に火が通るまで15分程煮てからかきとたらを加え、さらに10分弱火で煮ます(沸騰するまでは強火)。
ブールマニエでとろみをつけます。
このレシピの先生
渡辺 誠 先生