L o a d i n g . . .
▼パートブリゼ
薄力粉
250g
バター
190g
塩 (あればフルール・ド・セル)
小さじ1
グラニュー糖
小さじ1
卵黄
1/2個
牛乳
50ml
▼リオーレ
牛乳
600ml
グラニュー糖
35g
塩 (あればフルール・ド・セル)
ひとつまみ
米(イタリア米)
55g
卵黄
2個分
サルタナレーズン(種なし)
60g
バター
30g
▼仕上げ用
ミントの葉
1パック
いちご
15~20個
黒こしょう
適量
ナパージュ
適量
●型ぬり用バター、打ち粉
1
パートブリゼを作り、空焼きします
【1】フードカッターにバター、塩、グラニュー糖、卵黄、牛乳を入れ、なめらかになるまで混ぜます。さらに薄力粉を加えてスイッチを入れ、全体がひと塊になるまで混ぜます(混ぜすぎないように注意)。
【2】(1)を打ち粉をふった台にとり出し、平らにまとめてラップで包み、冷蔵庫で約2時間休ませます。
【3】再び打ち粉をふった台に(2)をとり出し、めん棒で2~3mm厚さにのばし、直径27~28cmの円形にカットします。
【4】バターをぬったセルクルに(3)の生地を敷き、余分をカットし、底をフォークなどで細かくピケします。上にオーブンペーパーを敷いて重石をのせ、180℃に温めたオーブンで約18分焼きます。
【5】重石をはずし、生地がきつね色に焼けていないときは、再び数分間オーブンで焼き、冷まします。
2
米を煮てリオーレを作ります
【1】サルタナレーズンを小鍋に入れ、レーズンがかぶるくらいの水を加え、弱火でふっくらするまで煮ます。
【2】別鍋に牛乳、グラニュー糖、塩、米を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にし、ときどき木べらで混ぜながら、米が充分に水分を吸収し、ほとんど水気がなくなるまで煮ます。
【3】卵黄に(2)を少し加えて溶きのばし、(2)の鍋に加えて混ぜ、少し沸騰させます。
【4】火を止め、バター、水気をきったレーズンを加えて混ぜ、ボールにとって冷ましておきます。
3
リオーレを詰めて焼き、いちごを並べます
【1】太めの丸口金をつけた絞り袋に冷ましたリオーレを入れ、パートブリゼに平らに絞り入れます。天板にのせて180℃に温めたオーブンで約8分、表面に薄い膜が張るまで焼きます。
【2】ナパージュを温めてやわらかくし、(1)の表面にハケでぬります。
【3】ミントの葉の半量を刻み、(2)の一面に散らしてさらにナパージュをぬり、黒こしょうをひきかけます。さらに、いちご(ヘタをとって半割りする)にナパージュをぬりながら並べ、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。仕上げに残りのミントの葉を刻んで散らします。
アンペラトリスとは、「皇后」という意味ですが、牛乳で煮たお米のアパレイユとフルーツを組み合わせた個性的なお菓子。
春は旬のいちごをたっぷり使いましょう。季節が変わったら、グレープフルーツやオレンジでも。
リオーレの煮加減がタルトの食感を左右します。
このレシピの先生
ピエール・エルメ 先生