今週の路線
東武日光線
埼玉県の東武動物公園駅から、
栃木県日光市の東武日光駅までの路線。
全長94.5kmを26駅で結びます。
日本を代表する観光都市「日光」への足として活躍し、
紅葉の時期になると電車の中からでも
鮮やかな紅葉を楽しむことができます。
今週の旅人
石丸謙二郎
1953年11月1日生まれ。大分県出身。
落ち着いたトーンの声質と渋みのある演技で、
テレビ・CM・映画と幅広く活動しています。
フリークライミングやウィンドサーフィン、
登山、ダンスなど多趣味でアウトドア派の石丸さん。
今回はどんな出会いがあるのでしょうか?
東武栃木駅 巴波(うずま)川の遊覧船
今回の旅は、栃木県栃木市からスタート!
旅人とは巴波(うずま)川の遊覧船で待ち合わせ。
蔵造りの建物が多く残る街並みを眺めつつ、
船上から登場したのは石丸謙二郎さん。
歴史のある栃木市を満喫した石丸さんは、
さらに街中を散策してみることに。
東武栃木駅 オールウェイズ カマヤ
歴史ある栃木の蔵の街を歩いていると、
石造りで有形文化財のレストランを発見!
さっそく石丸さんはお店を訪ねてみる事に。
かつてこちらは銀行として使われていたそうで、
その名残で敷地内には大型の金庫も残っていました。
石丸さんは歴史を感じつつ、うなぎの洋食コースを頂く事に。
新鹿沼駅 木のふるさと伝統工芸館
日光方面へ向け出発した石丸さん。
最初の途中下車は、木工業で有名な新鹿沼。
街には“屋台の街”と書かれた気になる看板が…。
しばらく歩いていると「伝統工芸館」という場所で、
鹿沼屋台と呼ばれるお祭りの山車を発見しました。
石丸さんは、木製の飾りが見事な屋台を堪能しました。
新鹿沼駅 豊田木工所
木彫が見事な屋台が展示されていた工芸館の男性に、
石丸さんは鹿沼の木工製品の職人さんを紹介して頂きました。
こちらは鹿沼組子と呼ばれる製品を作る木工所。
組子の技術を応用して作った木製スピーカーを拝見し、
伝統の技の素晴らしさに圧倒された石丸さんでした。
新鹿沼駅 野州麻紙工房
木工所の御主人に珍しい作物があると聞き、
バスで鹿沼の粟野地域へ向かった石丸さん。
のどかな風景の中を歩いていると、
畑の中に大量に生えている大麻を発見!
これらは麻薬成分の含まれていない麻なのだとか。
この麻を使って様々な製品が作られているそうで・・・。
明神駅 日光杉箸 明立
次に下車したのは明神。
しばらく歩くと、立派な日光杉の街道を発見!
壮大な杉並木に感心しながら歩いていると、
日光杉を使った割り箸工場がありました。
普段よく見る割り箸と比べて香りが強く、
割り安い形状の割り箸に、石丸さんも驚きです。
明神駅 観世音そば 下の家
自然豊かな景色が広がる中見つけたのは、蕎麦畑。
畑で作業している男性に話を聞くと、
蕎麦を自ら栽培して、お店で出しているのだとか。
こちらの蕎麦は江戸時代から続く日光そばで、
収穫量が少ない為、味が濃いのだそうです。
美味しい蕎麦に石丸さんも大満足です。
東武日光駅 茶道具 足立商店
終点の東武日光で下車した石丸さん。
駅から日光東照宮へ続く街道を進んでいくと、
「耳かき作ります」と書かれた看板のあるお店を発見!
こちらは、高級な茶杓を作る職人さんのお店で、
茶杓作りの技術を活かして耳かきを作っているのだとか。
石丸さん専用の気持ちいい耳かきが完成しました!
東武日光駅 日光毛鉤(けばり) 小池卓さん
さらに東照宮方面に向けて歩いていると、
川辺で一見変わった釣り方をしている男性がいます。
お話を聞いてみると、これは日光毛鉤(けばり)と呼ばれる
手作りの疑似餌を使った釣り方なのだとか。
川辺に生息するカゲロウなどの虫に見立てて作られた疑似餌で
ヤマメやイワナなどの川魚を釣る伝統的な釣り方です。
目の前で釣られる魚を見て、大興奮の石丸さんでした。
東武日光駅 日光鱒鮨本舗
そろそろ東京へ向けて帰ろうと
東武日光駅へ戻ってきた石丸さん。
駅弁でも買って帰ろうと売店を見てみると、
予約で購入する事のできる15万円の駅弁を発見!
今回は特別に中身を見せて頂く事に・・・。
栃木の色々な味や技を知る事ができた石丸さんは、
大満足で東武日光線の旅を終えました。