DASH島開拓史

造船計画・フンドウ打ちNEW2025/3/23

DASH島造船計画は、舟の側面の板に取り掛かっていた。
船長・太一が目指す全長9mの舟には、船縁の高さを上げる為仮止めだった2枚の板を沖縄伝統のくさび・フンドウでつなぎ合わせる必要があったが、舟一艘作るのにその数は280~300個という途方もない数だった。
スタッフも総出で、フンドウを打ち込む作業を続け、15日かけてようやく、側面の板が形になった。
ここからは、舟の両側面にあたる2枚の板を重ねて、全く同じ大きさにするため、カンナではみ出た部分を削っていった。
舟の側面は左右で大きさが少しでも違うと、舟のバランスが取れなくなってしまうからだ。
舟造りには欠かせない、曲線専用の反りカンナを使い、ピッタリ同じ大きさにする作業が続く。

一から舟作れるか!?2025/3/2

船長・太一主導で動き出した“DASH島造船計画"。
新たな舟には、沖縄伝統木造帆船・サバニを参考に造ることを決意。
だが、それは1枚の板を変幻自在に曲げ、流線型を形造る高度な技が必要だった。
そこで、サバニ作り経験を持つ職人・長嶺さんに指南を受けながら、長さ9mの杉の板の加工に取り掛かった。
使われていたのは、約80年前からサバニ造りには欠かせない、弾力性に富み、曲げやすい、宮崎の飫肥(おび)杉。
まずは、墨の付いた糸で思い描く形を板に書き記す、墨付け。
そのラインに沿って板を切り落とせば、舟の形が見えてきた。
目指すは、開拓メンバー全員が乗れる巨大な9mの舟。
それには船縁の高さが足りず2枚の板を仮留めしている状態。それを繋げるには、沖縄伝統の楔(くさび)フンドウを約300個、手作業で繋ぎ合わせる作業が待っていた。

造船計画始動2025/1/12

初上陸からの相棒、帆船ディーノ号は限界を迎えていた。
13年間、何度も荒波を越えてきた船体はボロボロだった。
そこで、船長・太一がディーノ号とのお別れを決断。
代わりに、自分達で一から舟を作る、造船計画を始動した。
船長の理想の舟が、沖縄の伝統的な木造帆船“サバニ"。
太一自身が17年前、その抜群の安定性と操作性を体感し、新たな舟の候補として目をつけていた。
特徴的な流線形が荒波を割ることで、船体が安定してスピードに乗り、オールの操作で舟の向きも簡単に変わる。
しかし、一枚の板から作り出されるサバニ、その製造には想像を超える過酷な作業が待っていた。

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