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誰もが経験したであろう…ある日の雨上がり、都会の片隅でバッタリとカエルに出くわしたことが。目の前に現れたカエルは、普段どんな行動をし、一体何を目的に、どこへ向かっているのか!? カエルの専門家である、早稲田大学教育学部教授の石居 進先生に訪ねると、「カエルには通る道のにおいを覚える習性があり、『におい地図』のようなものが頭の中にできている」という。ということは、『におい地図』でお家へ帰る道も覚えているのだろうか? ならばやってみよう!! 都会のカエルはお家へ帰れるか!? 大都会東京のカエルの生息地として、実験に最適な場所が2つある。 「井の頭ガエル」のサポートは、太一・城島。公園の許可をもらい、カエルを連れてスタート地点へ向かう。途中、カエルに道のにおいを覚えさせるように、ゆっくりと歩く。 一方、「石神井ガエル」のサポートは、達也と大内一夫先生。カエル捕り一筋52年、カエルの動きの全てを知り尽くす人物である。城島・太一チームと同様、こちらもカエルに道を覚えさせながら、ゆっくりと石神井公園駅前へ。 正午の時報とともに、一斉に2匹のカエルが冒険の旅へ。駅前を出発し、街並みを通り抜け、各々お家である公園の池を目指す。 カエルが大都会を進むのは至難の技。行く手には数々の難関が待ち受けている。建物や塀、絶えることのない車。そして、カエルをつけ狙う他の動物…。そして、犬や猫と違い、カエルの行動は予測不可能。サポートする達也・城島・太一にとっては不安と根気を要する実験となる。 こうして、小さなカエルの大きな冒険が幕を開けた!! |
あなたも経験したことがありませんか…ある日の雨上がり、都会の片隅でバッタリとカエルに出くわしたこと。目の前に現れたカエルは、普段どんな行動をし、一体何を目的に、どこへ向かっているのか!?
カエルの専門家である、早稲田大学教育学部教授の石居 進先生に尋ねると、「カエルは素晴らしい能力をいろいろ持っているが、中でも通る道のにおいを覚える習性があり、『におい地図』のようなものが頭の中にできている」という。ということは、『におい地図』でお家へ帰る道も覚えているのだろうか? ならばやってみよう!! 都会のカエルはお家へ帰れるか!? とある公園にて、達也と太一がカエルにまつわるトークで盛り上がっていると…木陰から飛び出した1匹のカエル!? いや、緑色の全身タイツを着た「城島カエル」だ!! しかし、ジャンプ失敗。見事にすっころび、付け目玉など台無し。 大都会東京のカエルの生息地として、実験に適する場所が2つある。1つは、西武池袋線・石神井公園駅をスタートとする練馬区民の憩いの場「石神井公園」。2つ目は、JR吉祥寺駅をスタートとする「井の頭公園」。どちらも池があり、駅から公園までの直線距離は300m。今回はこの2コースで実験に挑む。 ルールは、正午の時報とともに、一斉に2匹のカエルがそれぞれの駅を出発。街並みを通り抜け、各々お家である公園の池を目指す。 そして、主役となるカエルは、石神井池生まれの「ヒキガエル」(体長12cm・メス)と、井の頭池生まれの「アマガエル・体長3cmオス」の2匹。 「井の頭アマガエル」のサポートは、太一・城島。井の頭公園の許可をもらい、アマガエルを捕獲。オモチャのカゴ車に乗せ、カエルに道のにおいを覚えさせながら、ゆっくりスタート地点へ向かう。 一方、「石神井ヒキガエル」のサポートは、達也とカエル採集家の大内一夫先生。カエル捕り一筋52年、カエルの動きの全てを知り尽くす人物である。 そして両者、駅前に到着。カエルをお皿に乗せ、フタをかぶせて準備完了。 「午後0:00」一斉にスタート!! 井の頭アマガエル、フタを開けたと同時に勢い良くジャンプ!! と、その先は城島のヒザの上、次いで城島の腕へ。イキナリの行動に驚く城島。ようやく路上に降り立ち、移動開始。大勢のギャラリーの中、這いつくばってアマガエルを見守る、城島・太一、そして阿部先生。 一方、石神井ヒキガエルもスタート。フタを開けると、こちらは体が大きいせいか、のそのそと歩きはじめる。達也と大内先生、早速ついて歩くことに。 「井の頭アマガエル」は90m歩いたところで駐車場に入りこみ、車の下で一休み。池までは直線であと225m。ここでところが、5分、10分…時間が経過しても一向に出てくる気配がない。待ちぼうけの城島・太一・阿部先生。そこで水を与えてみると…活力を取り戻し、再び動き出した。その勢いで約1.5m高さの塀を登り始めた。小さい体で大丈夫か!? 一方、「石神井ヒキガエル」は順調に道を進んでいたが、急きょ、暗い場所を求めて細道へ入りこむ。それをカエル飛びで追う達也。するとヒキガエル、道の脇にあるブロックを発見。重い体でジャンプ。すると、ブロックの穴に入りこんでしまった。穴から顔を覗かせるカエルに達也、愛着が沸く。ここまで歩いた距離67m、まだ池までは264mもあるがしばらく穴で休憩タイム。そして、こちらもしばらく経ってようやく脱出。どうやらはじめての場所に落ち着かなかった模様。体力を回復し、再び公園を目指す。 ここで小雨が降り出した。恵みの雨に勢いを増したカエルたち。しかし、両者とも進むべき方向はあっているのか!?両チームとも、方位磁石を頼りに位置を確認。すると、井の頭アマガエル・石神井ヒキガエル共にゴールである池の方向に向かっているのだ。『におい地図』の能力発揮か? 「井の頭アマガエル」、池までの約半分の147mに達したところで、何かを見上げている様子。それは、巨大ガエルの像。アマガエル、もちろん登る。そしてカエル様のアタマの上で遊ぶ。 「石神井ヒキガエル」、住宅街の合間の草むらに入り込んだ。ここまで歩いた距離は186mで池まであと206mのところでこちらも何かを見つけた模様。すると、長い舌が伸びた!!なんと、至近距離にいたケムシをぺロリ。大内先生によると、カエルは動く虫は何でも食べるという。はじめて見た達也、興奮。 一方の「井の頭アマガエル」またもや得意の壁登り。ところがビルの壁の看板との隙間にもぐりこんでしまう。しばらくして出てくると、なんとアマガエルの体が緑色から茶色に変色!! 「石神井ヒキガエル」民家の庭を発見。生い茂った緑を金網越しに見つめていると、家の飼い犬が近づいてきた!!慌てて逃げる。危険を回避して一休み。 ここで、降り続いた小雨があがってしまった。「石神井ヒキガエル」道端に咲く草花の中で一休み。愛らしく、ひょっこり顔だけ覗かせる。 「井の頭アマガエル」も難所に差し掛かる。目の前に段差の大きい階段が。アマガエル、果敢にジャンプ!!しかし失敗。それでもめげずに挑戦。ジャンプで壁に這いつき、なんとか登頂成功。 「石神井ヒキガエル」ここまで344m歩いたものの池までの直線距離はまだ3分の2の192m地点でこちらも階段に差し掛かる。体が重いせいか、中々登れない。そして決死のジャンプ!!上半身だけは乗っかった。両足をばたつかせ、必死によじ登るヒキガエル。その姿は人間ソックリ。そして、脇の壁に足を引っ掛け、ようやく登頂に成功。 「午後6:00」辺りが暗くなり、子供はお家へ帰る時間。果たして、カエルたちもお家へ帰れるのか!? 「井の頭アマガエル」、すでにここまで歩いた距離は705mとなり、池までの直線距離は228m。ペースをあげたアマガエルにライトを照らす。城島がカエルにチョッカイを出すと、近寄って見ていた太一の顔面めがけて飛びつく。これには太一、言葉を失う。そしてライトを当て続けると。アマガエルは灯りの方向へ進む。城島・太一、カエルの影をつくって遊び出す。 両者、回り道をしながらも、順調に進み、ゴールの池までもう少し。 「石神井ヒキガエル」もハイペースを保って進む。こちらも歩いた距離は609mとなり、池まではあと56m。ハイペースなのは石神井池のにおいを嗅ぎ取ったからなのか!? 「井の頭アマガエル」、782m歩いたところでアマガエルが民家の庭に入りこんでしまった。池までは直線であと180m。姿は見えるものの、落ち着いてしまった感じ。城島・太一が粘り強く待つものの、一向に出てくる気配がない。いままでの休憩とはちょっと違うことを感じる城島・太一。同行の阿部先生いわく、水よりも草花が生い茂った場所を好むため、ここを安住の地を定めたのかもしれないとのこと。待ち続けた城島・太一だったがここで作戦変更、家の主である山川さんにインターホン越しに了解をもらい、庭で住まわせてもらうことにした。城島・太一・阿部先生の3人は、アマガエルに別れを告げ、安住の地となった山川さん宅を後にした。 あくまでもゴールを目指すヒキガエル、石神井池は目の前。しかし、そこに最後の難所が待っていた!!それはまたしても道路。今度はここを横断しなければ、お家へは帰れないのだ。 公園内に入ると、他のカエルの鳴き声が聞こえる。仲間が呼んでいるのか!? そして柵を超え、池の中へ。石神井池到着!! 長い距離を歩ききったカエルに、ねぎらいの言葉で見送る達也と大内先生であった。 <記録> 小さなカエルたちの大きな冒険は、こうして幕を閉じた!! |
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ふと立ち寄った居酒屋でこんなものを目にしたことはありませんか?それは「魚拓」。魚拓は元々、釣りあげた魚の大きさを記しておこうとはじめられた美しい魚の姿を残す日本独自の文化である。そんな魚拓は魚の種類によっても異なり、その大きさも大小さまざま。しかし、私たちが見たことがある魚拓は、大きくても1m程度のもの。 では、一体どのくらいの大きな物までできるのか!? 確かめよう!! そこで実験!『僕たちの力で巨大魚拓はとれるのか!?』 |
実験に挑むのは、達也と太一。 <ここで、魚拓について説明>
達也と太一、ようやく魚拓作業にかかる。太一、元気なカツオをおさえつけるが、生きた魚ではできない。今度は時間を置き、紙を乗せておもむろに水を吹きかけると、紙が破れビチャビチャ。意外と難しい魚拓とり。そして、何とか3度目にして完成!! 作:国分太一「鰹(カツオ)」体長35cm 一方、達也は、太一より慎重な手つきで墨をつける。かなり期待できそう。 作:山口達也「鰹(カツオ)」体長35cm ひとしきり終え、2人は遅めの朝食。揚がったばかりのカツオを刺身にして豪快に頬張る。釣りを楽しみ、刺身をいただく。目的を忘れてはいないだろうか!? そして港へ戻った達也と太一、さらなる巨大魚を求めて新たな作戦に出た!! 2人は日を改め、それぞれ別行動で巨大魚拓をとることにしたのだ。 「AM7:00」 『目鉢鮪(めばちまぐろ)』(スズキ目・サバ科・マグロ属) ところが通常、市場の魚は仲買人の資格がなければ買えないのだ。よって魚拓をとるには、買いつけた仲買人に交渉しなくてはならない。そこでまず達也は、競りが行われる前にお目当ての巨大マグロを物色、108キロの巨大メバチマグロに目をつけた!!達也、思わずマグロの横にねそべって背比べ。大きさは、ほぼ同じ。そして、買い手が決まったところで交渉に挑む作戦に。 ところが、競りが始まり、達也が絶句!! なんと、次々にマグロの尾が切り落とされて行くのだ。しかし、これは尾を切ってアブラの乗りを見るためなのである。 作:山口達也「目鉢鮪(メバチマグロ)」その体長2m5cm さらに、有力情報を入手。場所は宮城県・地方卸売市場塩竃(しおがま)市魚市場。マグロの王様・本マグロの水揚げで有名な漁港。達也、日本一のマグロを求めて移動!! 一方、太一もその頃、情報を得るため、築地の場外市場の店にいた。そこで、お店に並ぶカンパチを拝借し、魚拓作業に励んでいた。 作:国分太一「勘八(カンパチ)」体長60cm 続いて太一、築地で得た情報を頼りに、車で静岡県焼津(やいづ)へ向かった。焼津と言えば、遠洋漁業の基地。これは期待大!! 到着後、早速その場で交渉し、巨大冷凍マグロを確保。しかし、作業が順調に進まない。それは、冷凍であるため、紙を乗せても、墨ごと凍り付いてしまうのだ。慎重に剥がしてみるが、あえなく破れ大失敗!! 実はここ、焼津漁業協同組合地方卸売市場は、マグロの基地として有名であるが、ほとんど遠洋漁業でとってくるため、マグロも冷凍ものが多いのだ。 作:国分太一「黄肌鮪(キハダマグロ)」体長98cm 続いて、午後でも水揚げがあるという静岡県御前崎(おまえざき)へ向かった。そこではカツオをはじめ、大きいものではシイラが揚がるという。 『(シイラ)』(スズキ目・シイラ科・シイラ属) 「PM0:50」 本日の獲物は諦め、明日揚がるシイラにかけることにする。 一夜明けた「AM6:00」静岡県御前崎。太一、2日越しの挑戦。ところが、お目当てのシイラがいない!! 情報によると、この日はカツオしか揚がらないという。太一、再びピンチ!! それでも諦めきれずに待ち続ける。すると、なんと船から流れてくるシイラの姿が!! 太一の願いが通じた!! 作:国分太一「鯣」ならぬ『(シイラ)』全長1m3cm さらに、和歌山の紀伊勝浦(きいかつうら)でクロカジキが揚がっているという情報を入手する。 『黒梶木(クロカジキ)』(スズキ目・マカジキ科・クロカジキ属)特有のツノがある全長4.5mの巨大魚。先ほどのシイラと比べても雲泥の差。 太一、急いで電車に乗りこみ、和歌山県紀伊勝浦へ!! 一方、達也も一夜明けて、宮城県・地方卸売市場塩竃市魚市場に到着。すると、そこは一面マグロの世界。達也は、その中でもひときわ巨大なホンマグロを発見!! しかも、この日水揚げされたホンマグロは、この1本だけ。まさに貴重な一品!! 『黒鮪(クロマグロ)』(スズキ目・サバ科・マグロ属) 達也、おなじみの背比べ。はるかにマグロが上回る。早速、交渉を済ませて作業に入る。巨大な本マグロを前に、興奮ぎみの達也。濡れた全身をタオルで拭きながら「車だよね、車!」そして、作業も失敗なく無事に終了。 作:山口達也「本鮪(「ホンマグロ)」全長2m21cm さらに、大きなアカマンボウと遭遇。思わず「キモイ!」 『アカマンボウ』(アカマンボウ目・アカマンボウ科・アカマンボウ属) そこで達也、新たな魚拓方法に挑戦!!それが、「カラー魚拓」
加工されていないサメを求めて、町中の加工業者を探す達也。そして、ついに業者を発見。恐る恐る中へ進むと、そこに加工前の巨大ネズミザメの姿が!! 『ネズミザメ』(ネズミザメ目・ネズミザメ科・ネズミザメ属)別名、毛鹿(もうか)と呼ばれるサメ。 許可を得た達也は、サメを移動するため、器具を口に掛けて引っ張る。すると…サメが大口を開いた「何するんだよオイ!」と言わんばかりの表情。これには達也も大口をあけて絶句!! 悲鳴をあげながら重いサメを1人で運ぶ。 そして、準備万端。すると達也、サメの腹を叩き、自分の腹も叩き、出た言葉は「近い」そのボリュームに共感。そして、作業も無事に終え、巨大ネズミザメ魚拓完成!! 一方、和歌山県紀伊勝浦漁港に着いた太一。しかし、こちらも既に終了。それでも諦めずに作業員にたずねると、なんと、クロカジキがいるという!! しかし、このクロカジキ、特有のツノと尾ひれが切り取られている。そこで太一、代わりになる物を見つけだし、ツノにはビニール傘、シッポには扇子を代用。そして、タオルで表面を解凍し、丹念な行程を経て完成!! 最後は両者共に大物。果たして、どちらの魚拓が大きいのか!? 「達也のネズミザメ」体長2m36cm・幅77cm・重さ133kg ちなみに、達也の本マグロを、刺身1人分100gで計算すると、「640人分」に 結果、最も巨大な魚拓は、和歌山県紀伊勝浦のクロカジキ(体長3m27cm)であった!! |