そして、それ以外の細かいところのメンテナンスに取り掛かり始める。
ボディについた小さな傷を小さな筆で塗装したり、
バッテリー、エンジンなど様々な部分を点検、補修していく。
火花を散らしたり、煙を吹いたり、はたまた高さぎりぎりのトンネルを
くぐり肝を冷やした事。
一つ一つのパーツごとに思い出があり、
それを思い起こしながら丁寧に補修作業は続く。

ボディのへこみを直すために、山口が秘密兵器を取り出した。
吸盤のようなこの道具を使えば、へこみも元通りに直ってしまう。
「すげぇ!!」驚きの声をあげる2人。
そこで城島は、どうしても試してみたいことがあった。
「バコッ!」おでこにくっつけようと勢いよくやったが、痛かったらしい。
それはさておき、へこみを直そうとだん吉にむかって使ってみた。
すると今度は黒い円がついてしまう。
汚れていたのか?へこみは直ったが、黒い円がきれいに5つ。
山口「いいんじゃない?オリンピックイヤーなんだから。」
整備は完了。いよいよ、車検場へと向かう。

遂に迎えた車検本番。
様々な検査を受けるだん吉を心配そうに見守る。
ブレーキ検査、裏面の細かな検査を経て、遂に車検獲得!
車検のステッカーをフロントガラスに貼り、新生だん吉準備万端。
顔に五つの円が描かれた五輪仕様のニューだん吉。
手作り感もさらに増した頼もしい相棒で、いよいよ出発だ!