一方、DASH海岸の城島は、海岸から300m。船長カメラを引連れて、沖合の地形を確認していた。
城島「この辺は見たことないからね」
海岸にいなくても、その先にいれば、環境を整えれば来てくれるはず。
早速、海底の水深10mを観察。
やはりこの辺りもヘドロ地帯だが、西側護岸近くに岩場があり、ナマコの吐き出した砂の形跡が!
その砂をたどるとナマコを発見!
城島「ナマコおった!!」
ナマコの生息域を発見!!

DASH海岸にそのナマコが来てくれれば、ヘドロ対策の大きな力となってくれるはずだが…。
そのためにも必要なのは、ナマコの棲みかとなる海底に岩場。
岩をおけばそこを拠点に活動するはず。
使うは、護岸の上の石。それらの石を観測台の下に設置。
両脇をロープで支えて石を入れていく。
総重量約120kgのナマコ場を沈めていく。
水中カメラで確認。
ナマコが棲みついてくれることを期待して、作業は終わり。

すっかり日が暮れ、夜空には満月。
そして海岸は満潮に。
岸へ戻る道すがら、嬉しい発見が!
去年の5月に初めて見た、干潟に1匹のゴカイの産卵遊泳。
それが冬の海には、月の光に照らされて海一面に。
たくさんのヤマトカワゴカイが泳ぐその光景。
ヘドロ海を浄化する頼もしい存在。
達也が刺激を与えると、白く濁った卵を産卵。
達也「いいなあ、環境出来てるなあ」
ヘドロの海は、古の海に近づいているのか。
今後、どんな生物がやってくるのか?