温暖な秋を過ぎ、もうすぐ本格的な冬が到来。
人間のみならず動物達にとっても厳しい冬が来る前に、動物達の生き生きとした姿を記録に収められないか?
そこで、達也が考えたのが“実物大の動物が飛び出す絵本"作り。
元々は、自然科学などの研究書として生まれ、開くと幾何学(きかがく)的な折り込み構造で、描かれた絵が飛び出すよう作られた絵本。
様々な動物達を実物に近い形、大きさで作って絵本に閉じ込め、ポンっと飛び出させてみたい!
さっそく達也は、松岡と“実物大の動物が飛び出す絵本"の製作を開始!果たして!?

まずは、どんな絵本にするか?
達也「でかいのがいいよね!実際の大きさくらいの」
本の構造を調べてみる。すると、幾度に折り重ねられたパーツが、本の見開きの中心線に対して斜めに折られている「ななめ折り」によって、仕掛けが左右に引っ張られて起き上がることが分かった。
達也「コツさえ分かれば、簡単に飛び出す気がする」
果たしてそうなのか?
二人はアドバイスを求め、紙のプロを訪ねる。

やってきたのは、田紙器製作所。
様々な包装箱、店頭ポップを設計製作しており、紙や飛び出す絵本のノウハウは豊富。
社長の田さんから頂いたアドバイスは、飛び出す動物達の構図をより明確にすること。
ポイントは、3つ。動物の大きさや動きを調査し、仕掛けにあった強度の紙を探して、仕掛け作りに入る。