かつて、安定した風が吹く冬の遊びの定番だった凧揚げ。
今やその種類は、欧米のスポーツカイトをはじめ、構造も形も様々。
そこで長瀬が思い立ったのは、DASH村の“アヒル村長"を“立体凧"にして空へ浮かべること。
長瀬「(村長に)デカい方がいいっスよね?100倍?」
村長の実寸は、手乗りサイズの全長11cm、高さ12cm。
それを技術とアイデアを注ぎ込み全長11m、高さ12mの巨大立体凧に!果たして100倍サイズ村長は空を飛ぶことができるのか!?

長瀬が松岡と共にやってきたのは、静岡県富士市。
富士川の河川敷は、日本有数の凧揚げスポット。
アドバイスを求めて訪ねたのは、かつてスポーツカイトの世界大会で2度優勝した加藤正二さん。5000機を超える様々な形の凧を考案、製作もしている日本にカイトを広めてきた第一人者。

まずプロが気になるのは、村長の形状。
加藤さん「球体は揚力が出ないんですよ」
一般的な平面の凧なら、受けた風を多く下方向へ流し、揚力を生む。
しかし、村長の丸い形では、受ける風が分散するため揚力を生みにくい。