道産子・道子との道草の旅路は、北海道函館市をスタートし、海を越え初めての地、本州へ。
本州最北端、青森県大間町を南下し、大間港から10.4キロの地点。
馬産の町を巡り、秋・冬の道草を食べ食べゆっくり進む。
と、長瀬が偶然見つけたのは、建具店の裏手に無造作に置かれたタンスなどの廃材。
長瀬「ああいうの(廃材)使って“馬車"直せないですか?」

以前、お世話になった、道産子など数種の馬を飼育する、運送業を営んでいた鈴木さんに、馬車を譲って頂いた。
それは、30年間、使っていないというポニー用の馬車。
太一「いいね、オシャレだね」
道子にも大きさは丁度だが、長い間放置していたため、床の板が腐っており、修理しなければ使えない状態。
馬車は乗馬よりも、馬との意思疎通が重要となり、乗りこなせれば、今まで以上に信頼関係が深まるはず。

先ほど見かけた建具店『吉田建具』の主人、吉田さんに、馬車の状況を確認してもらい、修理できるか伺ってみる。
吉田さん「だいぶ、古いね(傷んでる)」
すると、先ほど長瀬が見つけた店の裏手にある廃材なら、使っていいとのこと。
そこにあったのは将棋盤や簀子(すのこ)など、どれも木でできた家財道具。
吉田さん「(簀子は)ヒバという木材で、雨に当たっても腐りにくい」