昨年12月から、開始したJAXA研究員 長谷川さんとの放射能汚染物処理実験。
高温好気堆肥菌を入れたドラム缶にセシウムを吸ったヒマワリを裁断して入れ、菌によって分解させ、ヒマワリに含まれる放射性物質の量は変わらずに体積を減らす事ができるかという実験。
3月下旬、ドラム缶の中身を調べてみると、分解は進んでいる様子。

排気フィルターからも放射性物質は検出されず、この装置の安全性は確認されたが、
長谷川さん「ヒマワリは特に繊維質が多いので、まだ未分解繊維が残っている」
迅速な減容のためには、温度・水分・添加物(栄養素)の調整が必要。
引き続き実験をおこなう とのこと。

そして、気になる空間放射線量率。
3月11日に城島と達也が計った時は、積雪 約5〜20pの影響か、各所の数値は、登り窯前が毎時4.8マイクロシーベルト/h、井戸前は毎時4.6マイクロシーベルト/h、水飲み場は毎時6マイクロシーベルト/hと、夏と比べると驚くほど低かった。
雪解けした井戸前の数値は…
長谷川さん「雪が解けてなくなったら毎時10マイクロシーベルト/h近くまで上がっている」
長谷川さん「ただ一番最初に村に入ってきた時よりも確実に減っている」

雪が溶けて上がったものの、夏に計った時より下がっていた。
線量の動向は引き続きデータ収集が必要。