時を経て、今ではもうその役目を終えた“昔の道具"―
例えば、小型の炊飯器を思わせるような電化製品。
小さな穴が開いたドーム状の蓋を開けると、中には5つの丸い穴が並ぶプレートがある構造。
それは、昭和40年代にお役御免となった、『ゆで卵器』。
使い方は、底に適量の水を注ぎ、プレートの穴に卵を立てて蓋をする。
あとはスイッチを入れると湯が沸き、蒸気で卵がゆで上がる。
そこには、見た目だけではわからない、先人の知恵が詰まっている。
“謎の道具の正体をつきとめろ!"果たしていくつわかるか!?

5月22日に開業した東京スカイツリー。
その麓の一軒家の道具部屋に置かれた、“謎の道具"。
出題は、おなじみ古道具店の荒俣宏店主。
今回は個人戦での勝負!解答は自分のひらめきを信じるもよし、道具の使い方を知っていそうな人を部屋にお連れし、その人に道具の正しい使い方を教わってもかまわない!
制限時間は1問につき1時間。ただし、道具の持ち出しは禁止。
そして、“謎の道具"の正体に挑むのはこのシリーズ皆勤賞城島と初参戦の長瀬。
さらにカリスマ美容家・IKKO が挑戦!!

第1問目は、終戦直後の昭和20年代、お役御免の道具。
軽くて薄い素焼きで、八角形の壺のような形状。
何やら文字も刻まれているが、さっそく、IKKOが“戦は長期だ"との刻み文字から推理。
自信満々の様子で解答部屋へ、早々と正解か?
IKKO「戦時中、防空壕の中で必要な時にだけ使う明かり」
逃げ込んだその中で、敵に目立たないよう、ろうそくを灯すことができる道具と予想したが、結果は不正解。
続いて“敵機に備える"との刻み文字に、ひらめいたのは城島。