さらに、城島の好物・カメノテの横に貝らしきヤツ。
長瀬「小さいアワビみたい」
それは、食べられるカサガイ“マツバガイ"。
実は長瀬、以前これの仲間を食べたことがあった。
無人島のためか、デカく成長し過ぎて気付かなかったが、2年前、島根県で“ボべ"というカサガイを炊き込みご飯にして頂いていた。
とりあえず、フジツボが大量に獲れたので、昼食タイム。
この日の調理は、すべての貝を鍋にぶっこむだけ。

塩茹ででいい感じに茹で上がったら、まずは、長瀬が小さなアワビと表現したマツバガイ。
達也「うん!美味い、味はサザエみたいだね」
一方、どこに身があるのかわからないフジツボ。
貝殻を叩き割って、なんとか取り出したささやかな身は、繊維があって見ようによってはカニの身。
その味、例えるならば、
長瀬「繊維の割ける感じ…ホタテ!」

腹ごしらえが済んだら、急がれる舟屋作り。
まず、取りかかったのは、骨組みの下で舟屋を支える土台部分。
基礎の石垣の上に、伊根で頂いた材木を敷くが、石組みの基礎の上はガタガタで不安定。
しかも土台をしっかり水平に敷かなくては、舟屋の歪みや崩れにつながる。
そんな時に使うのが水平器。
土台の上に置けば、気泡管の泡の位置で傾き具合が分かる。
これを見ながら、材木の下に小石をかまし、傾きを調整していく。