2015年11月8日 放送内容20周年企画 TOKIOvs阪神電車 リレー対決
~平均年齢41歳のTOKIOは勝てるのか!?~

17年前。日曜夜7時、ゴールデンに進出した第1回目の企画。
それが、通勤電車とTOKIO 5人のリレー対決。
電車のドアが閉まると同時に走者のTOKIOがスタート。
バトンをつなぐTOKIOと通勤電車でどちらが早いか勝負する。
当時、平均年齢23歳のTOKIOは、若さと持ち前のチームワークで、
JR宇都宮線に見事勝利。
その後、JR中央線、山形新幹線にも勝利をおさめた。
そんな中、TOKIOの前に現れたのが、
阪神電車5500系。通称・ジェットカ―。
阪神電鉄職員・河渕さんから番組当てにこんな挑戦状が送られてきた。
「ジェットカーは日本一の加速度を持つ電車です。
TOKIOのみなさんでも勝てないと思います」と
この挑戦状がきっかけでこの対決が実現。
しかし、加速度日本一を誇るこの阪神電車に
TOKIOは惜しくも0.9秒差でこの対決は敗北。
初黒星をつけられた。
この関西の宿敵に、番組20周年を機に、TOKIOが再び挑む!
しかし、当時平均年齢23歳だったTOKIOは今や平均年齢41歳。
当時より体力・スピードともに落ちており、
勢いだけでは阪神電車に勝つことはできない。
そこで、対決を前に特訓を行うことに。
準備体操を行うTOKIOの元に
頼もしい助っ人として駆けつけてくれたのが、
アテネ・北京・ロンドンオリンピックと3大会連続出場の日本代表 高平慎士さん。
個々の走力で他の国に劣る日本代表は、バトンの技術を磨き、
北京オリンピック4×100mリレーで銅メダルを獲得。
日本陸上界の歴史を塗り替えた。
まずは、今の実力を測るため5人で50m走を計測。
17年前当時は達也が一番早かったが、今誰が一番早いのか!?
その結果、
1位は松岡で記録は7秒86、2位は長瀬の7秒99、
3位の達也は8秒11、4位の太一は8秒16。
最下位の城島は、9秒97。
年のせいか、17年前に比べ、全員1秒ほど遅くなっていた。
しかし、この5人の走りを見た高平さんによると、
高平さん「すごくフォームは良い」
自然なフォームで走っており、特に修正も必要ないとの事だが、
今のままでは合計タイムで阪神電車に確実に負けている。
それをカバーするには…
高平さん「アンダーハンドパスをやってもらいます」
リレーで行われるバトンパスは、
大きく分けてオーバーハンドパスとアンダーハンドパスの2種類。
主流は、オーバーハンドパス。
バトンを受け取る際、腕を大きく上げるため
無理な姿勢になりスピードが落ちてしまう。
一方、アンダーハンドパスは、下からバトンを渡す分、難度は高いが、
走る姿勢のまま渡せるため、スピードが落ちにくく、加速もしやすい。
このアンダーハンドパスで日本は銅メダルを獲得した。
高平さん「今回勝つために、リレーの順番を考えてきました」
第1走者は達也で流れを作り、続けて太一、長瀬、松岡とバトンをつなぎ、
アンカーは50m走を一番遅いタイムで走った城島。
アンカーは、バトンを渡す必要がないため、
走る距離が短く、パスの回数も少ない。
走る順番が決まった所で、アンダーハンドパスの練習を開始!
何度も繰り返し、体に覚えさせる。すべては、阪神電車に勝つため。
そして、決戦当日。その舞台は、兵庫県芦屋市打出駅。
TOKIOを出迎えたのは、17年前に挑戦状を送って来た、
阪神電鉄の河渕さん達。
今回、TOKIOが対決するのは、以前負けた5500系ではなく、
今年デビューした新型車両5700系、通称ジェットシルバー。
加速度やスピードは以前と変わらないが、
消費電力は1/3となり、環境にやさしくなっている。
対決のルールは以前同様、電車のドアが閉まると共にスタート。
TOKIOが走るコースの距離は220m。
第一走者の達也がスタートダッシュで差をつけ、
続く第二走者の太一がうまくバトンをつなぎリードを保ち、
第三走者の長瀬、第四走者の松岡とそれをつなぎ、
そして、加速がピークになり迫りくる電車から
アンカーの城島が逃げ切る事ができるかが、勝負の鍵を握る。
平均年齢41歳の今年、初黒星の相手阪神電車に勝つことができるか!?
勝負の時が近づく中、TOKIOはそれぞれの位置に着きスタンバイ。
そして、いよいよ対戦相手の阪神電車・ジェットシルバーがホームに到着。
ドアが完全に閉まった瞬間にスタート。
刻々と迫るその瞬間に、緊張が高まる。
電車のドアが閉まり、スタート!
合図と共に走り出した第一走者の達也は、スタートにやや遅れたものの、
すぐにトップスピードに。
そして、練習を重ねたバトントスもスムーズにでき、
続く太一、長瀬、松岡もタイムロスなくバトンが渡る!
しかし、ジェットシルバーはぐんぐん加速し、アンカーの城島に迫る!
そして、バトンパスでもたついた城島を追い抜き、
ジェットシルバーが先にゴールイン!
その勝負を見守っていた高平さんは、
高平さん「もうすこしで勝てそうですよね」
改善すべきは、遅れた達也のスタートのタイミングと、
もたついてしまった松岡から城島へのバトントス。
城島のスタートのタイミングを松岡が合図することで、
バトンパスのもたつきを解消する。
この2つが改善できれば、勝てる可能性も十分にある。
日の入り間近、対決ができる時間も残りわずか。
新型ジェットシルバーがホームに着き、最後の戦いが今始まる!
ジェットシルバーのドアが閉まり、いよいよスタート!
スタートダッシュに成功した達也がぐんぐん加速し、
太一へ、これ以上ないスムーズなバトントス!
そのバトンは長瀬、松岡へと続く!
17年前と見劣りしないスピードと、今までにない完璧なバトンのパス!
そして、アンカーの城島にバトンが渡り、44歳城島が走る!
最後には転びそうになりながらも城島が先にゴールイン!
17年前 番組に挑戦状をくれた河渕さんも納得のTOKIOの走り。
20年間で培ってきたチームワークが生んだ見事なバトンパスで
TOKIOは阪神電車に勝利することができた!
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