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2018年6月10日 放送内容俺たちのDASHカレー
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いよいよ始動した、TOKIOのカレー作り。
前回、ウマいカレーを食べ、分かったのは、
名店や人気店でも市販のカレールーを使っているという事。
今まで何でも一から作って来たTOKIO。
今回ばかりは既製品の力に頼るしかないのか? |
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太一と長瀬がやって来たのは、千葉県にある、地上6階建のカレーの研究施設。
社員の岩国さんに案内され、普段は撮影禁止の施設内へ。しかし、
岩国さん「どれだけ人がいるかって事は内緒」
人数はもちろん、男女の割合も含めて企業秘密だという。
なぜ、そんな事まで秘密にするのか?撮影禁止のその先へ。 |
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そこでは、研究者たち一人一人が全く違う研究を行っていた。
例えば、ルーのバター感を強めるためには、
原料に何を入れればよいかを研究中。さらに、
女性研究者「例えば、トップの方に欲しいとか、ラストの方に欲しいとか、
バターの味が出て来る場所にもよります」
太一「最初に食べた時に感じるか、食べ終わった時に感じるかを研究してると?」
長瀬「物理的に頭の中でできちゃうんですよね?もうエンジニアっすね!」 |
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そう彼らは、入社後、すぐに味覚や嗅覚の訓練を始める。
味のしないただの水、甘味、塩味、旨味、苦み、
酸っぱ味が含まれている水の6種類を飲み比べる。
その濃度は1Lの水に対し耳かき1杯分ほど。
そのわずかな違いを舌で感じとるという訓練。
このような厳しい訓練を日々積み重ね、ひときわ鋭い感覚を持った
スペシャリスト達が、この場所に集められている。 |
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そんなスペシャリストたちは、研究所で開発され、
既に世に出ている商品の味をさらに改良する研究を行う。
辛味、甘味、苦味、酸味など、それぞれの味に敏感なスペシャリストたちが
より美味しくなるように研究を行っている。 |
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岩国さん「誰が何を研究してるかも、敢えてオープンにはしてない」
なぜなら、国内でカレーを販売している会社は、大小含めると
およそ2000社で、その味は、千差万別。
カレーのレシピは、全て企業秘密だが、それぞれの会社に味覚のプロがいて、
わずかな情報だけでも、レシピが分かってしまう。 |
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秘密だらけのこの研究施設。
創業は、今から100年前のハウス食品。元々は漢方を売る店、
浦上(うらかみ)商店だった。
そもそもカレーのベースとなるスパイスは、漢方薬として
日本に入ってきたものも多く、明治3年、イギリスから日本に
カレー粉が伝わった際、漢方の知識を生かし、本格的にカレー作りの道へ。
社名が変わっても、その研究は100年以上続いている。 |
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昼夜、仕事でもカレーの匂いを嗅ぎ、カレーを分析する彼らの昼食もまたカレー。
社員食堂では、毎日日替わりで、自分達で日々研究したカレーを味わう。
長瀬「美味そう!」
この日は、チーズ・温玉と合わせた大人向けのスパイシーなカレー。
太一「美味い!」
長瀬「でも、ただ美味い!って思わせる難しさを感じますよね」 |
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とはいえ、この研究所で開発されたものだけでもすでに商品は50種類を超えている。
太一「味なんて出切ってるんじゃないかって思わない?」
岩国さん「そう思われるかもしれないですが、私達も、もっと美味しい
カレーがまだ出来ると思って、可能性を探っています」 |
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そして、新しいルーの開発会議室では、テーブルの上に食材は置いておらず、
モニターに謎の図が映し出されているだけ。
太一「これ、全然わからない。時間経過と強さ?」
長瀬「時間経過は、食べ始めて、この材料の味を感じていくってことですよね」
太一「お前、わかってきたね!」 |
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この図の横の時間経過とは、ルーを口に入れてから飲み込むまでの
約2秒半の間で感じる味。
食べたらすぐに、バターなどの乳製品、ガーリック、酸味、甘味、旨味、
小麦の味を感じ、食べてから1秒後には、スパイス、カレーパウダー、
オニオン、の味も感じるという事。
つまり、これは、目に見えないカレーの味を形で現した設計図。 |
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太一「皆さんの頭の中では、同じカレーの味が共有できている?」
この会議に集まっている5人はそれぞれ何かしらのプロフェッショナルで、
目の前に食材がなくても、味覚図を元に、どの味をどうするかを話し合いながら、
味を作り出している。
長瀬「いや~オタクだなあ。もう技術者っすね」 |
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とは言え、匂いを嗅いだだけで食べたくなるその魔力を生み出すのは、
人の舌があってこそ。
だからその設計図を、実際のカレールーに作り上げるのは、人間の舌頼り。
これも専門のエンジニアが、実際に試作品を食べて味を整えていく。
この3つの鍋は改良中の商品。
ほんのわずかに成分が違うのだが、普通の人の舌では分からない。
料理のレギュラー番組を持つ太一でも、違いが分からない。 |
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しかし、長瀬が食べてみると…
長瀬「中域といいますか、これは真ん中がクリーミーなコクがあって、
こっちは真ん中が薄れてる」
長瀬は、その違いをズバリ言い当てた!これには研究員も番組スタッフも驚き。
太一「言っている意味が全く分からない。中域?」
長瀬「音声さんはわかると思うけど、EQだよ!真ん中の帯域が強い」
※EQ(イコライザー)とは、音の周波数を調整するもの。 |
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時間によって厚みが変わるカレーの味。
それは音楽と共通する所があるのか?
誰よりもTOKIOの曲作りを担ってきた長瀬。
音を、耳と目で確認しながらのレコーディング作業。
そこに、何か共通するところがあるのか?
それともただ単に、TOKIOの中で誰よりも、カレーを食べ続けてきたからか?
いずれにせよ、カレーの天才現る!? |
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そして、その味覚の才能が開花した長瀬が向かったのは、カレーの原点・インド!
果たして、長瀬がインドで出会ったものとは? |
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