2008年 6月上旬 栄養不足/鴨糞対策 新芽がしっかりと伸びてきた中、葉の色の異変に気付いた。 本来、緑である葉が赤くなってきてしまった。 エムティによると、葉が赤くなってしまったのは、伸び盛りのパイナップルに栄養が足らないというシグナルであり、肥料を与えたほうが良いとのことで、葉を大きく育てる窒素とリン酸が豊かな肥料として、鴨の糞を採取し乾燥させ、パイナップルの畝の間にまいた。 |
2008年 7月 葉が緑色に 鴨糞の効果があったのか、赤くなっていた葉も緑に変り、苗全体が緑濃くなってきた。 |
2008年 8月 葉の枚数が増加 晴天が続き、一気に葉も生い茂ってきた。 |
2008年 9月 夏の生長確認 定植時13枚だった葉が、夏のおかげもあってかいっきに増え31枚に。花芽がつく目安にはあと9枚。 |
2008年 12月 冬の温度対策 15℃以下になれば生長が止まってしまうパイナップルとあって、寒い冬も床暖房の熱でハウス内を暖めて続けた。その暖かさで、葉も問題なく生長した。 |
2009年 4月 花芽出現 ジャガイモのエチレンガス効果もあってか、待望の花芽が出てきた。 |
2009年 5月下旬 日光反射作戦 天気の良くない日が5日ほど続き、ハウス内のパイナップルの生育も優れない。 ハウスの室温は問題なし、問題を日光にしぼり、少しでも多くの光がパイナップルに当たるように、6年前始めて桃を作った時にも試した反射シートを畝の間に敷くとこに。 |
2009年 6月 冠芽(かんが)芯止め 開花時7cmだった実の大きさは10cmまで生長した。 実が生長すると共に、パイナップルの冠芽と呼ばれる部分も大きく生長し、実を大きくするためにも、これ以上冠芽に栄養を取られてはいけないということで、冠芽を4cmほど切り、木ヘラで生長点をかきとるとこに。沖縄でもこの「芯止め」という作業が行われている。 |
2009年 7月 膨らみ確認 冠芽を止めてから、一気に実が膨らみ始めた。そして、パイナップルの色も赤から深い緑色に変り、実の大きさも14cmまでに生長。 |
2009年 8月 色づき確認/収穫 深緑色だった実は、鮮やかな黄色に色づき、待望の収穫を迎えることとなった。 色だけに限らず、ハウス内はパイナップルの甘い香りが広がり、待望の収穫。 糖度も16度と(一般的なパイナップルは13〜17度)、上々の出来映え。 完熟のパイナップルを食べたのは初めてで、今まで食べてきたパイナップルの中でも一番甘くておいしかった。 |