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こうして形になった外型と中型を、水分が完全にとぶまで乾燥させる。模様が入る前の外型と中型の完成。 |
108という数字は人間の煩悩の数。煩悩を乳として鐘につけ、それを撞くことにより煩悩を突き飛ばすといわれている。 |
「豊」の文字と村長をつくる。細工するものを和紙に書き、反転させ、外型に水で貼り付ける。それをヘラで押して型の表面をへこませ形づくる。村長は口ばしのみ、本人から形をもらう。 |
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八木橋の足型を埋め込むのと同じようにして、撞座を外型に埋め込む。 龍頭は、取り付けるために外型に穴をあける。そこへ龍頭の土型を埋め込み、銅を流し込む湯口の場所を確保し土で固める。 |
1日冷やし、半鐘を傷つけないよう少しずつ型を壊していく。全て壊し、ヤスリなどで手直しして水で洗い流せば半鐘の完成。 |
火の見やぐらに吊るし、叩いてみると、見事な半鐘の音が村中に響き渡った。 |