米や野菜のつくり方から、ヤギや犬の飼い方まで、
多岐に渡ってDASH村を支えてくれる「農業の達人」。
長年培ってきた経験と知識からDASH村の土地の質を見抜き、
正確な土壌改良と、絶妙なバランスでの元肥の施しを指導し、
荒地が見事、畑として蘇った。
自宅ではトマト、ナス、大根をはじめとする野菜全般から、米、トウモロコシなどを幅広く栽培。つやとハリのある野菜をつくる、と近所でも評判で、彼の畑やビニールハウスには色とりどりの野菜がびっしり実っている。
明雄さんは戦後間もない頃、現在の土地に入植し、森を切り開いて生活の場をつくった文字通りの開拓者。当時は家や畑どころか電気もなく、夜はランプの灯りだけが頼りだったといい、その苦労がしのばれる。
人柄は大変温厚だが、いいかげんな仕事ぶりを嫌うため、時に厳しい。
よく口にする「まだまだ」という言葉は、「何でも『これで終わり』と決めつけてしまうと、そこから向上していかない」という戒めの意味が込められている。
何でもできる明雄さんだが、唯一苦手なのが「自転車」。
以前、みんなからそのことを指摘された明雄さんは、一念発起して自宅前の庭で猛特訓を始め、見事1日で乗りこなすことができたという。
この年にあって、まだ新たな挑戦を続ける明雄さん。
まさに、「四十の手習い」ならぬ「七十の手習い」である。
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