熊本県西部に位置し、西側を有明海、中央部には、夏目漱石の「草枕」の舞台にもなった金峰山を構える、人口約92000人の地域。
熊本市全体では、ナス、トマト、スイカなどの生産量が、全国でトップクラス。
その中でも西区は、温州みかんの生産量が特に高い。
西区の小島地域は、阿蘇山の辺りから流れる「白川」と、熊本城の辺りから流れる「坪井川」に挟まれた、三角州。上流からの土砂が堆積していて、砂質の土壌のため、水はけが非常に良い。
干満の差がある有明海に面しており、海苔の養殖も盛ん。
自動車会社、保険会社、ガス会社の営業の仕事を経て、就農。
今では、サッカー場6面分・150万本のタマネギを育てる子出藤農園の3代目に。
さらに、地元の小学校ではPTA会長を務めている。
貯蔵性が高いため1年中出回る野菜のひとつ。
北海道が主な産地の春まき秋どりの玉ねぎ(3月頃に播種、8~10月に収穫)と、淡路島や九州が主な産地の秋まき初夏どり(10月頃に播種、3~5月に収穫)が中心。
特に、秋まき初夏どりのものは、「新タマネギ」と言われ、2~3日乾燥させてすぐに出荷される、生食向きのタマネギ。
一方、北海道では、貯蔵施設で保管して翌年4月まで出荷される。
原産地 中央アジアのイランやパキスタン(諸説あり)
栄養素 主な栄養素は、ビタミンB1、B2、ビタミンC、カリウムなど。
『塩トマト』にヒントを得て誕生
塩とニガリの効果
そもそも、タマネギが辛い理由
タマネギを、切ったりかじったりすると、タマネギの細胞の結合が壊れ、「アリシン」という辛味成分が発生する。この現象により、タマネギを生でかじると辛味を感じたり、切ると涙が出たりすると考えられる。
辛くない理由・・・自然に近い栽培でタマネギの水分を増やす!
※雑草の根が広がっていることで、酸素を地中深くまで送り込んだりと、土の中の、水分や酸素のバランスが良くする効果が期待できると言われている。
1本1本手で抜いていく。葉はすぐに枯れてしまうので、収穫後、茎を1cmくらい残してハサミで切る。同様に根っこも切り落とす。
腰につけて、しゃがむと、そのまま座れるベルト付きの椅子。
中腰やしゃがんでの作業が多い収穫作業に役立つ、便利グッズ。
発泡スチロール製で、重さは卵3こ分。地元の農協やホームセンターで購入できる。
皮をむいたタマネギに十字の切れ目を入れ、軽くラップをかけ、電子レンジで約5分熱する。
カツオ節とポン酢をかけて食べるのが、奥様・佳奈さんのオススメの食べ方。
※タマネギは、加熱すると、(辛味成分「アリシン」の細胞が働かなくなるため、)さらに甘さが増す。