2003年6月1日(日)/25分枠
突然両手足を失って・・・
〜雄太 19歳〜
制作=日本テレビ
無免許でバイクに乗ったり、中学時代の同級生を恐喝して少年院に入った事もある悪ガキ・安井雄太。そんな彼が自ら招いた爆発事故で突然、両手足を失った。好き勝手に生きてきた19才が一人では何もできない体に…。絶望、苛立ち、母との衝突。しかし、勉強嫌いで高校を中退した雄太が、再び高校に行きたいと言い出した。「一人でできる事を一つづつ増やしていきたい」という。苛酷な現実を背負った少年に半年間密着した。


 2003年6月8日(日)/25分枠
誰のための選挙だ
〜そして札幌市長は決まった〜
制作=札幌テレビ放送
政令指定都市で初めての再選挙となった札幌市長選。7人の候補者全員が有効投票数である25%を獲得できなかった。“再選挙”という混沌の中に政治の抱える様々な問題が垣間見える。投票日は6月8日、YOSAKOIソーラン祭りの最終日だ。番組では、4月の市長選で自民党の推薦を受けながら、その後の混乱で当選できなかった候補と、無党派の中で最高得票を得た候補に密着。熱狂乱舞の中で、札幌市民は何を選択するのか?投票日の夜に送る緊急ドキュメント。


 2003年6月15日(日)/25分枠
走れ!ミカモト
〜 親子ジョッキーの試練 〜
制作=日本海テレビ
昨年8月、売り上げ・規模ともに日本一小さな競馬場「益田市営競馬」が消滅した。全盛時、一日1億円を超えた売り上げも、最後は1千万円あまりに激減していた。騎手としての才能を認められ大井競馬場にスカウトされた息子・御神本(みかもと)訓史。一方、リストラされ行き場のなくなった調教師である父・修。父もかつては「益田のプリンス」と呼ばれた名騎手だった。公営ギャンブルの末路で展開される“明と暗”を追う。


 2003年6月22日(日)/25分枠
終わらせたい…
〜 沖縄・還らぬ遺骨を探して 〜
制作=日本テレビ
青い空が広がる沖縄。しかしその足元には、今も戦死者の遺骨が4000体以上も残っている。火炎放射で焼けたままの壕の中で、その遺骨を探し続ける3人の遺族。遠く北海道から13年間、兄の遺骨を求めて通い続ける老夫婦と、その二人を助ける那覇市の男性(62)だ。彼らは去年だけでも65柱の遺骨を発掘した。男性の自宅には多数の遺品や手榴弾など、沖縄の壮絶な地上戦を物語る品が並ぶ。未だ何も終わらない日本の戦争を追う。


 2003年6月29日(日)/55分枠
100年目の潮風
〜 海の子たちと小学校 〜
制作=読売テレビ
突然ふってわいた市町村合併によって、創立100年・児童21人の小学校がいま廃校の危機を迎えている。日本海の小さな漁港に寄り添う兵庫県浜坂町の御火浦(みほのうら)小学校。豊かな自然と地域の大人達の知恵に触れながら伸び伸びと育つ子供達。その一方で廃校に反対する保護者と、教育委員会との激突が繰り返される。個性的な学び舎を自治体合併の数合わせによって消し去ろうとする矛盾を提示しながら、画一的な教育システムが忘却したものを見詰め直す。