2004年8月1日(日)/25分枠
NOMOに憧れて
〜“落ちこぼれ”たちの反逆〜
制作=読売テレビ
ひなびた野球場の片隅に真新しい色紙。『夢にまっすぐ野茂英雄』不況の影響でかつて野茂を支えた社会人野球はピーク時の237チームから84まで激減。危機感を抱いた野茂は「NOMOベースボールクラブ」を作った。異端のフォームと言われながら大投手となった野茂の姿に憧れる野球界の“落ちこぼれ”26人。都市対抗野球で勝利を目指す。初戦、強豪・日本生命戦は予想に反し0対0のまま進み、遂に均衡が破られる。そして…。


 2004年8月8日(日)/25分枠
逃亡兵の遺言
制作=日本テレビ
1945年6月、沖縄。米軍相手に絶望的な戦闘を続ける日本兵の中で、敵前逃亡を企てた男がいた。見つかれば即、銃殺。男がたどり着いたのは60キロ離れた久米島だった。そこで彼を待っていたのは島の支配者として君臨する27人の海軍久米島守備隊。しかしそれは、疑心暗鬼にかられ島民に凶刃を振り下ろす殺戮部隊だった。沖縄戦史で最も凄惨といわれる「久米島住民虐殺事件」。語り部の証言をもとに事件が残す教訓をさぐる。


 2004年8月15日(日)/25分枠
千羽鶴はこうして集まった
〜 放火事件から一年 〜
制作=広島テレビ
去年8月、広島の平和公園で14万羽の折り鶴が放火された。「就職できずムシャクシャしてやった…」犯人は大学生だった。しかし、事件は思わぬ方向へ波紋を広げる。犯人が通う大学に次々と届く千羽鶴。学生たちは全国から寄せられた鶴を広島へと運んだ。しかし事件から半年が過ぎ彼らは疑問を感じ始める。「このまま、ただ送り届けるだけでいいのか…」放火事件をきっかけに若者たちの心に芽生えた"平和への思い"を追跡する。


 2004年8月22日(日)/55分枠
人間魚雷に散った恋
〜 女たちの回天 〜
\制作=山口放送
1945年7月24日フィリピン沖で米国の駆逐艦が、人間魚雷・回天に撃沈された。戦死したのは米兵112名と回天の乗組員・勝山淳中尉(22歳)。勝山さんには恋心を抱いていた女学生がいた。女学生がその思いを知ったのは戦後50年以上が過ぎてから。告白できないままの特攻指令だった。一方アメリカの、ある軍港では毎年、回天に撃沈された駆逐艦の慰霊祭が行われている。そこにも若くして死んでいった兵士たちの最期、肉親や恋人を失った女性たちの思いがあった。


 2004年8月29日(日)/25分枠
夏空の赤ふんどし
〜 16歳・遠泳にかけた5日間〜
制作=日本テレビ
都立九段高校で80年近く続く伝統の遠泳大会「至大荘(しだいそう)」。都会の新一年生が千葉・勝浦の海で成長を遂げる5日間だ。参加するのは、部活中に足を怪我した女子生徒や、野球部員で人気者なのに泳ぎはまるでダメな男子生徒など。多感な16歳が挑む"至大荘の夏"。ふんどし一丁で臨む遠泳は彼らをどう変えるのか?周囲の生徒はどんな風に彼らを支えるのか?それぞれの思いを乗せた"赤ふんどしの青春"を追う。