2006年6月4日(日)/30分枠 | |
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制作=日本テレビ | |
逮捕前、記者に胸中を語る篠塚容疑者 |
篠塚明容疑者45歳。姉歯元一級建築士から「鉄筋を減らすようプレッシャーをかけられた」と名指しされた木村建設元東京支店長だ。警視庁の捜索を受けた直後、事情聴取を受ける直前、逮捕前日…記者は150日間にわたり篠塚容疑者を追い続けた。「姉歯と僕が付き合わなければこういう事にはならなかったと思う」東京のアパートを引き払い、地元熊本に戻った。家族を養うため職安にも通った。サラリーマンとして築き上げてきたものが崩れ去った。一連の耐震偽装のキーマン篠塚容疑者の独白を通して、事件の構図を明らかにする。
ナレーター:町 亞星、蛯原 哲(NTV) |
2006年6月11日(日)/30分枠 | |
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制作=テレビ信州 | |
病室で“戦う”朋弥君と道化師の塚原さん |
高度小児医療を行う長野県立こども病院。血液・腫瘍科に細川朋弥君(6)が入院して3年。つらい治療、同じことの繰り返しで、泣くことはあっても笑うことは少なくなっていた。そんなある日、朋弥君の笑顔を引き出してくれる不思議な存在が現れた。赤い鼻の男=道化師(クラウン)だ。塩尻市在住のプロの道化師・塚原成幸さん(39)は、道化師を生業として15年。「どんなに悲しくても人は笑うことができる」「笑いや笑顔は誰もが持っている最高の宝物」…塚原さんが舞台以外での活動を始めたのは、阪神大震災がキッカケだった。
ナレーター:萩原聖人 |
2006年6月18日(日)/30分枠 | |
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制作=日本テレビ | |
親の介護を経てOL生活に戻った女性38歳 |
都内では30代後半のシングル女性の割合が3割強にもなった。彼女たちはその旺盛な消費活動から「おひとり様」と呼ばれる。2年前には“負け犬“と呼ばれ、自由を謳歌する現代女性の象徴とされた30代の独身女性たち。格差社会の潮流にのって爆発的に売れた『下流社会』に興味深い分析がある。「シングル女性の37歳節目」説だ。独身女性の幸福度は年齢と共に下降するが、37歳を節目に再浮上。「家族」「自分」など全ての価値観が37歳を境に逆転するという。存在感を増す30代後半のシングル女性の現実をさぐる。
ナレーター:藤井千夏 |
2006年6月25 日(日)/30分枠 | |
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制作=日本テレビ | |
牛を散歩させる育子さんと子ども達 |
子供達の不安や葛藤を母のように受け止める女性がいる。鳥取の畜産農家、鳥飼育子(54)さん。2年前から週に一度、鳥飼さんの牛舎に地元の小学生35人が通っている。教材は200頭の牛=家畜だ。「出産時から育てあげた牛を送り出し、最後は感謝して食べる」というのが「心の教育」の中身。400kgの巨体に向き合い命のありがたさを実感していく。1年が過ぎた頃、彼らは牛の出荷に立ち会った。「2日後に解体される」そう聞いて涙が止まらず、うずくまる子供達。やがて彼らは牛舎を遠ざけるようになっていった。しかし、その後も通い続け、一人仕事に取り組む少年がいた。
ナレーター:小山茉美 |