2007年1月7日(日)/30分枠

もうひとつの「14才の母 」

制作=日本テレビ
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ドラマ「14才の母」が物議を醸している。しかし中学生の妊娠・出産はドラマの中だけの話ではなかった。今、中学生の十人に一人が性行為を経験しているという。十代の子供たちは「性」をどう捉えているのか?なぜ少女は出産を決意したのか?その背景に何があったのか?その時、親は?医師は?取材班は、中学生で妊娠した3人の女性を訪ねた。親子の壮絶な闘い、世間の目、中学生で子供を産み育てていく厳しさ…。性を軽く考え、誤った知識を持つ今の中高生や、子供の性に目を背けてきた親たちに「命とは何なのか?」を問いかけたい。
ナレーター:TARAKO
2007年1月14日(日)/30分枠

ドクターヘリあの日、救えなかった命

制作=テレビ信州
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長野県内には半径4キロ以内に医師が存在しない「無医地区」が19市町村38地区に存在する。中には救急車到着までに30分以上要する地域もある。急病や事故、災害に備え県は2005年7月「ドクターヘリ」を導入した。活動範囲は佐久総合病院を基点に県下全域。医師と看護師を乗せたヘリは要請から5分以内に飛び立ち、現場に急行する。運用開始から1年半。救命治療で救われた患者や家族の思い。そして、わが子を失った辛い経験を糧に医師としての使命に燃えるフライトドクターや、死と直面する家族のケアにあたる看護師の姿を追った。
ナレーター:喜多川 拓郎
2007年1月21日(日)/30分枠

50年目の謝罪祖国と向き合った日本人

制作=山口放送
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50年前ドミニカに渡った移民たち。当時外務省が作った募集要項は農地18ha=東京ドーム4つ分の無償譲渡を約束。しかし土地を手にした人はいない。移民たちが国を訴えた裁判で裁判長は「国に法的義務違反があった」と指摘、損害賠償の義務を認定した。しかし「損害賠償を請求する権利は時効により消滅」と移民側の訴えを退けた。その後、政府は「控訴取り下げ」を条件に総理の謝罪を提案した。それは移民たちがこれ以上約束の土地を求めないことを意味する。祖国とは何か、国家とは何かを問い続けたドミニカ移民。9年にわたる取材の完結編
ナレーター:伊藤 惣一
2007年1月28日(日)/30分枠

ネットカフェ難民漂流する貧困者たち

制作=日本テレビ
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社会のあちこちで目に付く格差の広がり。生活困窮者を支援するNPOや生活保護ケースワーカーの間で最近話題になっているのが“現住所・ネットカフェ”という若者たちだ。「完全個室・宿泊可」と書かれたネットカフェ。東京だけでなく、大阪、仙台、札幌、北九州などにも孤独な宿泊者は存在する。ネットカフェといってもリクライニングシートがついた優雅なものではない。狭い部屋で堅いイスにひと晩中座ったまま何ヶ月も眠る。バイトを転々として食いつなぎ、健康や将来の不安を抱えながら希望が見つからない若者たち。その実態を追う。
ナレーター:高島 雅羅