放送内容2018年10月14日(日) 24:55
我、生還す
-神となった死刑囚・袴田巖の52年-
今年6月、東京高裁が再審開始を取り消した「袴田事件」。前代未聞の釈放から4年半、袴田巖さんは死刑囚のまま、姉と二人故郷浜松で暮らす。
そんな袴田さんを釈放当日から記録し続けた密着映像。そこに映るのは、死刑の恐怖に晒され、精神を患い妄想に囚われた姿。そして自由の中で、再び穏やかさを取り戻していく姿だ。事件から半世紀、いまだ覆らない死刑判決。遂に袴田さんは、死刑判決を下した元裁判官との再会を果たす。
語り/萩原聖人 制作/中京テレビ 放送枠/55分
- 再放送
10月21日(日)11:00~ BS日テレ
10月21日(日)5:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」
犯罪・アクシデント
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2019年9月1日(日) 25:05刑罰と治療
~クレプトマニアという闇~万引を繰り返す病"窃盗症=クレプトマニア"今、多くの人がこの病気に苦しんでいる。抑えられない万引への衝動と、家族に見放された孤独を抱えながら、苦悩する日々。彼らは刑罰を受ける犯罪者でもあり、治療が必要な患者でもある。そして近年増える、治療を促す執行猶予付き判決。再犯防止に向けた「治療的司法」とは...。彼はなぜ盗むのか。そして「刑罰と治療」に向き合う患者たちが社会復帰するために必要なものとは。【制作:テレビ金沢】 -
2019年6月9日(日) 24:55裁判員裁判10年
~死刑判決はなぜ覆るのか~市民の出した死刑判決が相次いで覆っている。市民が刑事裁判に参加し、判決を決める裁判員制度が始まって10年。市民の感覚を反映させようとスタートしたが、プロの裁判官が、裁判員が考えた死刑は違うと判断しているのだ。「制度は意味がない」遺族は憤る。刑罰を決めるのは「国民の良識」なのか「公平性」なのか。死刑と判断した裁判員や、死刑を認めなかった最高裁の裁判長ら、当事者の貴重な証言から、制度の意味を問い直す。 -
2019年6月2日(日) 24:55「自爆」
元警部の告発かつて北海道警にエースと呼ばれた男がいた。90年代後半に道警の拳銃押収数をトップクラスに導いた。そのエースが突然、勤務していた道警に覚醒剤取締法違反で逮捕される。エース逮捕後、警察の組織的な犯罪行為が浮上する。それは「拳銃押収のやらせ捜査」だ。内部調査が始まると、男の元上司など関係者の自殺が続き真実は闇に葬り去られた-。懲役9年の刑期を終え出所してきた元エースは、今カメラに向かって何を語るのか。 -
2019年5月5日(日) 25:00狙われる通学路
子どもを犯罪から守れるか今、通学路の子供たちが狙われている。去年5月、新潟市で下校中の小学2年生の女児が男に連れ去られ殺害される事件がおきた。新潟市内の登下校中の見守りは、高齢のボランティアに支えられているが、人手不足で限界になっている現状がある。こうした中、「通学路での犯罪は予測できる」と唱える専門家がいる。不審者という"人"ではなく、犯罪が起きやすい"場所"に着目する手法だ。事件から1年、通学路での事件を繰り返さないために何ができるのかを検証する。 -
2018年12月2日(日) 25:05オウム真理教 狂気の萌芽
坂本弁護士一家殺害事件30年平成元年に起きた、坂本弁護士一家殺害事件。オウム真理教が初めて社会へ、その殺意をむき出しにした事件だ。なぜオウムの暴走は始まったのか。その後、警察は、いくつもの機会を逃し教団を摘発できなかったのはなぜか。そして相次いだ教団によるテロ事件。麻原彰晃はじめ教団幹部ら13人の死刑が執行された平成最後の今年、坂本弁護士の同僚、信者の告白、死刑囚の手記、県警捜査資料から検証する。この日本は平成の30年で何か変わったのか?