「カンボジア学校建設プロジェクト」

壮大なプロジェクトは紳助の一言から始まった。
 紳助 「アグネスと世界に学校を作りたいと泣きながら
     語り合ったんや」
 アグネス 「近場だったらカンボジアかタイ」
乗せられやすい紳助はアグネスの熱い思いに胸を打たれ

 紳助 「ほんまやりましょう。お金を渡せばええのちゃう。
     行って仲間になって友達になって、この一人が喜ぶ姿を
     見る為に一緒にやっていく。そういうもん」
いつのまにか本気に。

まずは番組スタッフがカンボジアを取材。
世界遺産アンコールワットで知られるカンボジアは
日本の約半分の面積に人口1400万人が暮らす国。
首都プノンペンは近代化も進んでいるが、
地方に出れば道路すら整備されていない。
1970年から20年間続いた内戦で、今もなお傷跡が癒えない。

なかでも事態が深刻なのは首都プノンペンから車で7時間、
人口800人の小さな村トロピアン村。
村民のほとんどが農業で生計をたてている。
しかし生活は厳しく村民の一ヵ月の平均月収は
約4000円(カンボジア平均月収の約半分)。

そんなトロピアン村で誰より学校に行きたいと願う1人の女の子と出会った。
少女の名前はスレイナちゃん(13歳)。彼女の家に案内してもらった、
 スレイナ 「ここが私の家よ」
壁のない小屋のような家。お世辞にも裕福な生活とはいえない。

 スレイナ 「ここで料理を作るの」
 スレイナ 「いつもはここで寝てるのよ」