日本テレビの「青少年問題」に対する取組み

 日本テレビでは、民放連放送基準(第18条「放送時間帯に応じ、児童および青少年の視聴に十分、配慮する」)に則り、様々な取組みを行っております。

17時から21時に放送する番組については、児童および青少年、とりわけ児童の視聴に十分配慮する。
「青少年の知識や理解力を高め、情操を豊かにする番組」として6番組(下記)を推奨し、その充実を図る。
視聴者と番組制作者の直接対話の場として「日テレフォーラム」を年1回開催し、それを放送する。あわせて「メディア・リテラシー」(テレビをはじめとするメディアのもつ特性を把握し、内容を的確に理解する能力と自立した判断力)の知識普及を目的とした、「メディア・マガジン」を年数回放送する。

青少年に見ていただきたい日本テレビの番組

 日本テレビでは、「青少年の意識や理解力を高め、情操を豊かにする番組」として、以下の6番組を制作・放送しております。子供さんがいるご家庭で、ご家族が揃って見ていただける時間帯に、親子が揃って視聴し親子の会話の材料になりうる内容の番組を編成するよう努めております。

   伊東家の食卓(火 19:00−19:58)
   ティンティンTOWN!(金 16:00〜16:30)
   モグモグゴンボ!(土 18:30−19:00)
   所さんの目がテン!(日 7:00−7:30)
   ザ!鉄腕!DASH!!(日 19:00−19:58)
   特命リサーチ200X−II(日 19:58−20:54)

「放送と青少年に関する委員会」

 民放連とNHKは、テレビ(ラジオ)番組の制作・放送に際して、青少年に対して特別な配慮が必要であるという認識に立って、2000年4月に自主的な第三者機関「放送と青少年に関する委員会」(通称「青少年委員会」)を発足させました。

 放送と青少年に関する委員会の役割は、@一般視聴者から放送と青少年に関する意見を受け付け、自主的な対応を図る。寄せられた意見を整理・集計して各放送事業者に伝えるとともに、委員会の意見・放送事業者の対応と併せ、公表する A放送事業者、番組制作者、青少年、保護者などと意見交換を行い、その概要を公表する B大学等の研究機関と協力して、放送と青少年に関する調査を行う、というものです。

 【放送と青少年に関する委員会】
   Tel:03-5211-7511(平日10:00〜17:00)
   Fax:03-5211-7512
   郵便:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町1-1千代田放送会館内
   URL:http://homepage2.nifty.com/kojokyo/


「放送と青少年に関する委員会」からの問い合わせについての報告

 2002年1月に同委員会より日本テレビに寄せられた意見
 『あの人は今!?消えたヒーロー&ヒロイン  20世紀伝説の101人』
 (1月10日 19:00〜20:54)について

◆意見の要旨◆

 午後7時からの番組で、小さな子どもも見る時間帯にみだらな映像が放映されたことに驚き、怒りを覚えた。番組の性的映像に対する見直しをお願いしたい。(東京 女性16歳)

 いかがわしい映像を流した(ストリップなどで働く女性の職場の模様が生々しく放映された)小・中・高校生が目にするのは明らかであり、不適切。局に抗議の電話をしたら担当者は「抗議は覚悟」と開き直っている様子で、謝罪もなく、おごった感じが不愉快だった。(神奈川 女性22歳)

◆日本テレビからの回答◆

 「あの人は今」は、かつて活躍した内外の著名人の過去と現在を紹介する番組であり、人物を通してその時代に対する懐旧と、その人が今何をしているかという興味をリンクさせた娯楽番組です。
 ご指摘の部分は、漫才師および80年代セクシー女優の過去と現在の姿を紹介するものでした。漫才師のコーナーは、過去一世を風靡した漫才師が現在は街のショーパブで懸命に働いている姿を紹介するものでした。一方セクシー女優については、80年代若者に人気を博したセクシー女優の当時の出演映画映像と現在の姿を紹介して、多様な文化の一端でもある若者のサブカルチャーを担った人たちにスポットを当てようと企図するものでした。
 しかしながら、ご指摘のとおりショーなどの映像は、特別に配慮すべき青少年の視聴の多い夜7〜8時台という時間帯の表現としては配慮が足りなかったと言わざるをえません。一般家庭の視聴者の方々が嫌悪感や羞恥心を抱かれたとするならば誠に遺憾であり反省しております。
 今後は放送時間、素材の取上げ方、表現方法について十分配慮し、ファミリーで視聴できる「あの人は今」を目指したいと考えております。

2002年2月1日
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