アフガニスタン“最前線(戦場)”から生中継!
日本テレビが迫真!現場リポート

(01.10.17)


 連日爆撃が続くアフガニスタンから、毎日生中継で戦況を報告しているジャーナリストがいる。この人は日本テレビが契約しているジャーナリスト佐藤和孝氏だ。
佐藤氏は二十年余のアフガニスタン取材の経験と人脈を生かし、北部同盟支配地域を自由に歩き回って取材を続けている。

 日本テレビでは、この佐藤氏にどんな悪条件下でもTVの生中継が出来る超小型の「TNG装置」を託し生中継を行なっている。
TNG装置とは、日本テレビが独自に開発した放送機器で、「テレホン・ニュース・ギャザリング」装置の略である。衛星電話とテレビ電話を組み合わせた小型の物で重さは20kg程度。従来の衛星伝送装置(SNG)が1トン以上の機材と2〜3人の技術者が必要だった事と比べると格段に機動性が有る。ただ衛星電話の回線を使っている為に一般のテレビ映像と比べると画質が悪く、動きも遅いが、音質は非常に良く、戦場の最前線からのリポートは、生々しく迫力がある。

 佐藤氏は北部同盟の司令官たちとも顔なじみで、司令部内部から生中継でインタビューを行ない、他メディアには無い独自情報を送ってくる。9日にはこのTNG装置を持ってカブール近郊にあるタリバン勢力との最前線の丘の上から生中継を行なった。リポート映像には300メートル先にタリバン兵が潜んでいる塹壕までが映し出された。おそらく世界中のメディアの中でこのようなまさしく“最前線”から生中継を行なったのは日本テレビ以外にはないと思われる。
ズームイン!!SUPER、ニュースDASH、ザ・ワイド、ニュースプラス1、今日の出来事などの番組内で最新情報を生中継で伝えている。

 日本テレビでは2年前からTNG装置の開発を手掛け、ネパールで発生した王族射殺事件の際に持ち込み、日本のメディアで唯一生中継やVTR伝送を行なう事が出来、実用にこぎつけた。今回は米国同時テロ事件発生と同時に準備を始め、6台をアフガニスタン周辺に送り込んだ。そのため8日の空爆開始直後にはアフガニスタン北部(佐藤氏)、カブール、クエッタの3個所から20時間にわたりTNG生中継を行なった。

『今後、タリバンが支配するアフガニスタンの首都カブールが陥落する事も予想される。その時、北部同盟の進攻と合わせ佐藤氏からのTNGによる最新情報が生中継で送られてくる可能性は高い。引き続き日本テレビのニュース/情報系番組にご注目頂きたい。』

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