6月に田植えをしてから4ケ月余り、小春日和の陽気の元、汐留日テレ新社屋で稲刈りが行われました。(10月30日)
稲刈りに臨んだのは気象予報士の木原実さん。木原さんは「コンクリートジャングルの気象条件は決して稲にとって恵まれたものではなかった。」と言います。日当たりこそは良いが、ビル風や東京湾からの潮風にさらされ、9月末の台風の時は、塩害で大きな痛手を被ることに…。また無農薬を貫いたため、害虫との戦いもありました。
稲の葉に潜むイネツト虫を取り除く根気のいる作業を、祈るように続けてきました。
新社屋でのこの実験的試みは自然の厳しさ、偉大さを我々に改めて教えてくれます。手すりで日陰になる部分や、風が直撃する面は、稲の成長の度合いが明らかに違います。こうした経験を積み重ね、ビルの谷間に少しでも自然空間を確保できるよう努力していくことは、他ならぬ現代人である我々自身のためでありましょう。
人工的な環境でも自然の力で健気に育った稲。お味は果たしてどんなでしょう?
11月中旬頃、「プラス1」天気コーナーに集まる子供たちに、試食をしてもらう予定です。しばらくは旨みを増すために、マイスタ広場の丸木の上で太陽の恵みにさらされ、脱穀を待つことになります。
問い合わせ先:
<エコ事務局>
石田(IR部)
芦沢(IR部)
仮屋園(グループ戦略部)
千野(国際戦略部)