日本テレビ放送網（NTV）とフランスの地上波民放局TF1（テレビ・フランス1）は、広範な分野における相互協力を内容とする協力協定を締結することで基本合意しました。
　TF1は長年に渡りテレビ視聴シェアと広告収入額で首位を独走し、フランス国民の厚い信頼と支持を得ているフランス最強の放送局です。その前身は1937年に開局したフランス国営テレビ・第1チャンネルで、1986年の放送法改正で民営化され、1987年に民放局として再出発しました。TF1の子会社には衛星デジタル放送のTPS、ビデオ配給会社TF1ビデオ、スポーツ専門チャンネルのEUROSPORT、映画制作を担当するTF1フィルムズなどがあり、TFグループはフランス随一のエンターテインメント企業体でもあります。

今回、新たに締結される協力協定の内容は、
（１）地上デジタル放送を利用したビジネスの共同研究と情報交換
（２）番組制作協力
（３）研修人員相互派遣
（４）報道面の相互協力　　　　　などとなっています。

　協力協定書の調印式は8月17日にパリのTF1本社にて両社代表（NTV・間部代表取締役社長、TF1・パトリック・ル・レイ会長）出席のもとでとり行われる予定となっています。今回、日仏両国の民放トップ放送局同士が協力関係を構築することにより、両社は地上デジタル放送など環境変化しつつある双方の放送業界をリードし、さらにグローバルな事業展開に発展していくことを期待しています。