ワンセグコンテンツとCGコンテンツがグッドデザイン賞を受賞
〜 モバイル業界初!CG業界初! 〜

(06.10.02)

 日本テレビのワンセグ向けコンテンツ『日テレメニュー』と、サッカー中継番組のCG『日本テレビ スポーツグラフィックス システム』が、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2006年度 グッドデザイン賞」(Gマーク)を受賞いたしました。それぞれが「業界初」のダブル受賞となりました。

 当社はコンピューターグラフィックス等デザインの分野にも力を入れ、これまで多くの番組コンテンツをお送りし、好評を得ていました。
 『日テレメニュー』は、2006年4月1日から始まったワンセグサービス向けのコンテンツとして、“使いやすさ”や“分かりやすさ”だけでなく、見ていて飽きさせないカッコいいデザインにこだわりました。審査コメントでは、「ワンセグという新しい規格の導入にあたって、情報のインターフェイスを大切に考え取り組んでいる。携帯電話の画面の小ささという条件の中で、機能性とデザイン性を上手にバランスさせている。」と評価されました。さらに、日テレメニューはモバイルコンテンツのデザインとして初めての受賞になります。
 『日本テレビ スポーツグラフィックス システム』は、サッカーという最もエキサイティングなスポーツをより多くの視聴者の方々に楽しんでいただくために、視認性・機能性・デザイン性を高めたことで、様々な情報を瞬時に視聴者の方々へ提供することが可能になりました。審査コメントでは、「スポーツ中継における情報表示のデザインという、おろそかになりがちだがとても重要な領域に、しっかりと取り組んでいるところを評価した。」と評価されました。放送局のCGコンテンツとしては初めての受賞になります。

 これらはテレビ業界ならびにモバイル業界におけるデザインクオリティの向上に大きく貢献し、すでに視聴者のみなさまからもご好評を得ております。当社では今回の受賞を契機に、さらに優れたデザイン、コンテンツを通じて、視聴者のみなさまに愛される番組をお届けしていきます。 

2006年度グッドデザイン賞受賞 【 日テレメニュー 】 概要

■対象名: 日テレメニュー

■製品特徴:
ワンセグは、携帯電話など移動体を対象とした新しいサービスであり、テレビ映像を見るだけでなく、それに付随したテキスト・画像情報(データ放送)を楽しむことができます。応募対象は、このデータ放送部分での日本テレビの展開です。 この新しいサービス・ツールに、ユーザーが初期段階から馴染んでもらえるように、小さい画面の中でも分かりやすいデザインを追求しました。映像を邪魔しない黒をベースとしながらもメニューごとに多彩な色を使用。そのカラフルなバーを生かしたアニメーションを展開し、データ放送からWeb上のコンテンツにリンクしていく繋がり、広がりを演出しました。機能性だけでなく、操作そのものを楽しんでいただきたいと思います。

■デザインコンセプト:
初めてワンセグを手に取る人でも分かるように、シンプルで美しい構成を追求しました。また、ランダムにカラー展開するグラフィックアニメーションをプログラムし、そこから生まれるワクワク感と連続性を演出しました。情報を取得するだけでなく、待ち時間などの本来ムダな要素をも楽しんでいただきたい。

■審査会の評価コメント:

2006年度グッドデザイン賞受賞 【 日テレメニュー 】 概要

■対象名: 日本テレビ スポーツグラフィックス システム

■製品特徴:
サッカーという最もエキサイティングなスポーツをより多くの視聴者の方々に楽しんでいただくために、日本テレビでは2005年冬にサッカー中継番組で使用するスポーツグラフィックスを全面的にリニューアルしました。試合中に次々と変化する視聴者ニーズを満たすために視認性・機能性・デザイン性を高めたことで、様々な情報を瞬時に視聴者の方々へ提供することが可能になりました。

■デザインコンセプト:
『誰よりも全力で応援するあなたのために!』 日本テレビではデザイン性を重視したスポーツグラフィックスの開発に長年取り組んでいます。テレビ分野では表示の速報性の方がデザイン性よりも優先されがちですが、各競技の特徴に合わせたデザインシステムを構築し「番組のトータルパッケージ化」を行うことで、番組制作者と視聴者の双方にメリットが生まれるよう努力しています。

■審査会の評価コメント:

<グッドデザイン賞(Gマーク)とは>
「グッドデザイン賞(Gマーク)」は、1957年に通商産業省によって設立された「グッドデザイン選定制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業として運営する、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。これまで50年にわたり、新しい時代の文化と生活を創造することを目的に「より豊かなライフスタイル」と「良いビジネス」を導く運動として展開され、今日では国内外の多くの企業や団体が参加しています。また「グッドデザイン賞」受賞のシンボルである「Gマーク」は良いデザインを示す象徴として広く一般に親しまれています。

● コンテンツに関する紹介ページ
http://www.ntv.co.jp/gooddesign/

● グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
http://www.g-mark.org/winners/