今年で29回目を迎えたNNSアナウンス大賞は、NNS各局のアナウンサー420人余りの中で、去年1年間、アナウンスメント、そしてパーソナリティの両面において最も輝いた人に贈られます。その授賞式が2008年3月19日(水)、系列各局の社長をはじめとする関係者、受賞者を含めたアナウンサー出席のもと、日テレホールで行われました。
授賞式には『北海道・東北』、『関東・中部』、『西日本』、『九州』の4ブロックからノミネートされた11人のアナウンサーが集い、テレビ部門、ラジオ部門の大賞、そして最優秀新人賞が発表されました。そして、今回はテレビ部門の選考が非常に接戦だったため、最優秀パーソナリティ賞が特別に設けられました。また、北日本放送のアナウンサーによるラジオドラマには特別賞が贈られました。
1991年入社。プロ野球『阪神・巨人戦』、ゴルフ『ミズノオープンよみうりクラシック』、
高校サッカー準決勝、びわ湖大学駅伝などのメイン実況を担当。
涙の受賞スピーチとなった小澤アナウンサーはスポーツ実況ひと筋16年。新人の頃は「何もない自分がどうやって(勝負して)いけばいいのか」と自問自答の日々だったそうです。出した答えは「チームを好きになること。そして、人(選手)を愛すること」。今では読売テレビのスポーツアナウンサーのチーフとして、プロ野球、ゴルフ、サッカー、駅伝など多くの中継で活躍しています。スポーツの面白さの本質を、いかに視聴者に伝えるかに心を砕く本格派の喋り手です。
1989年入社。夕方ワイド『5きげんテレビ』メインキャスターを担当(月~金)。
テレビ部門の選考が大変な激戦だったため、今回に限って第2位の平井アナウンサーに『最優秀パーソナリティ賞』を贈ることになりました。花束を受け取っての第一声は「やめる前のアナウンサーみたい(笑)。まだまだ続けますよ!」と元気一杯。夕方ワイド『5きげんテレビ』のメインキャスターをつとめて11年。岩手の顔として県民の絶大なる支持を受ける人気者ですが、「自分ひとりの力ではなくスタッフのおかげ。番組全体でもらった賞です」という人柄を感じさせるコメントに、多く出席者から「さすが」の声が聞こえました。
1998年入社。プロ野球『ジャイアンツナイター』、『箱根駅伝』などのスポーツ中継のほか、夕方ワイド『オトナの情報マガジン』、朗読番組『よこはまものがたり』などを担当。
RFラジオ日本では中堅スポーツアナウンサーのエース格として、野球、競馬、駅伝などの主要スポーツの中継を担当する細渕アナウンサーですが、実況以外でも夕方ワイドのパーソナリティや朗読番組のナレーターなど幅広い活躍を見せています。受賞の挨拶では「マイクを持つ手が震えるのは入社以来初めて」と嬉しさを表現。「この受賞を糧に、AMラジオで更に頑張っていきたい」と新たな決意表明を行いました。
2005年入社。『とことんアルビDX!!』、『夕方ワイド新潟一番』などのスタジオのほか、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどのスポーツ中継を担当。
新人賞はキャリア3年までのアナウンサーが対象。テレビ新潟で3年目の内田アナウンサーはこれまでスポーツ、報道、情報系とあらゆるジャンルを経験してきました。授賞式では「(こんな緊張感は)日テレの入社試験のときも感じなかった。皆さんに感謝したい。明日からまた精進します」とコメント。社内では“将来のエース”として、今後の活躍が大いに期待されている内田アナウンサー。「今度は大賞部門で(この場に)戻ってきたい」と大きな夢を披露しました。
北日本放送のアナウンサーが企画し、出演した2時間のラジオドラマ。過去5年にわたって開催してきた朗読会に代わる新企画として取り組みました。ストーリーは富山の春の風物詩“全日本チンドンコンクール”の開催秘話。代表して賞を受けた放送本部 報道制作局 制作部の平島 亜由美 副部長は「ドラマには、ふるさとの文化を伝えていきたいという熱い思いを込めた。これからも豊かな表現力と地域文化の伝え手として頑張っていきたい」と喜びを語りました。
日本テレビ放送網株式会社 秘書室 総合広報部