今年で30回目の記念大会を迎えたNNSアナウンス大賞は、NNS各局のアナウンサー420人余りの中で、去年1年間、放送全般に渡って工夫を凝らし、豊かな表現で、NNN系列全体のパワーアップに貢献した人に贈られます。その授賞式が、例年より早い桜の便りが届き始めた2009年3月19日(木)、日テレホールで行われました。
受賞者全員による記念撮影
授賞式には、「北海道・東北」、「関東・中部」、「西日本」、「九州」の全国4ブロックからノミネートされた11人のアナウンサーが集い、テレビ部門大賞、ラジオ部門大賞、最優秀新人賞が発表されました。
テレビ部門大賞 日本テレビ 羽鳥慎一アナウンサー
テレビ部門大賞 日本テレビ 羽鳥慎一(はとり しんいち)アナウンサー
1994年入社。「ズームイン!!SUPER」の司会のほか、「ぐるぐるナインティナイン」など数多くの番組を担当。
NNSアナウンス大賞の第1回は、1979年のこと。この年に「ズームイン!!朝!」の放送が始まり、初代番組司会者だった、徳光和夫さんが受賞しました。今回、テレビ部門の大賞は、奇しくも現在「ズームイン!!SUPER」司会の日本テレビ羽鳥慎一アナウンサー。
アナウンスだけでなく、東京マラソン、落語、アナウンサーコンチェルトなど、この一年、様々なことに挑戦してきた羽鳥アナウンサー。「この一年を私たちの仕事の良さや大変さを知っている方々に評価していただけたことが嬉しいです。先日『ズームイン』の30周年記念で、徳光さん、福留さん、福澤さんと共演し、改めて30年という歳月の重みを感じたばかりです。同じく30年の歴史を持つこの大賞の、30人目の受賞者になれたことがひと際嬉しいです」としみじみと感想を語りました。
ラジオ部門 福井放送 谷戸礼子(たにど れいこ)アナウンサー
1973年入社。入社以来、アナウンスとともにディレクターも兼務。「やじろべえのようにバランスを取ってきた」とは本人の談。
今回の受賞について谷戸アナウンサーは、「若いアナウンサーにアドバイスするとすれば、普段の生活そのもの、生き方がアナウンスメントに出てきます。いろいろな人や物に触れて、自分を高めて欲しいと思います」とコメントしました。
最優秀新人賞 中京テレビ 鹿内美沙(しかない みさ)アナウンサー
2007年入社。ニュース、季節の話題などのリポート、ナレーションと、ジャンルを問わず、硬軟取り混ぜて幅広く挑戦している鹿内アナウンサー。柔軟さと自分の可能性を広げようという姿勢を見せました。
鹿内アナウンサーは、「先輩方から細やかな指導を受け、チャンスもいただきました。これからも人間性を高め、心ある、そして七色の声が出せるアナウンサーを目指したいです」と感想を述べました。「えっ、これが鹿内さんのナレーションなの」と、常に驚かれるような幅の広さが理想だそうです。
特別賞 日本テレビ開局55年記念「アナウンサーコンチェルト」
アナウンサーが「声を発する楽器」としてオーケストラとのコンサートを開催。音楽と言葉の力で物事を伝える挑戦でした。受賞者を代表して、日本テレビアナウンス部の鷹西美佳部次長は、「当日出演したアナウンサー20人だけでなく、企画の段階から、アイデアを寄せた日本テレビアナウンス部員全員に与えられたもの。」と感謝していました。
日本テレビ放送網株式会社 秘書室 総合広報部