日本テレビが台湾・旺旺集団、中国電視(CTV)、
中天電視(CTI)と協力協定を締結
〜日台を代表するメディア・グループ同士が未来志向の関係を構築へ〜

(10.04.01)

日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:細川知正、以下日本テレビ)は、台湾の大手企業グループ・旺旺集団※1(ワンワングループ、本社:台湾台北市 集団主席 蔡衍明)とその傘下の地上波テレビ局・中国電視※2(CTV、本社:台湾台北市、総経理 呉戈卿)、ケーブルテレビ局・中天電視※3(CTI、本社:台湾台北市、総経理 廖福順)、との間で包括的な協力協定を締結しました。

3月25日、日本テレビ本社で、日本テレビの細川知正 代表取締役 社長執行役員らと、中天電視の廖福順 総経理をはじめとする代表団が出席するなか、協力協定書調印式が行われました。

日本テレビは既に1981年10月に、中国電視との間で協力協定を締結しており、報道分野や番組制作分野で長年に渡る相互協力関係にありました。しかし、近年の台湾と日本の放送メディア環境の変化と、旺旺集団が、2008年11月に中国電視と中天電視の親会社となったことをきっかけに、双方にとってさらに発展的な関係を構築すべく協力協定締結に合意したものです。

協定の具体的内容は、双方の報道素材の交換、相互取材協力や機材の貸与、人員交流、番組共同制作の推進、など多岐に渡ります。

日本テレビではこの協定によって日台間の民間交流を促進し、さらに中国も含めたグローバルな事業展開に発展してゆくことを期待しています。


※1 旺旺集団(ワンワングループ)について
1962年台湾で設立された食品事業を中心とする企業グループです。1980年代に米菓販売で台湾および中国本土で大成功を収めました。2000年以降ホテル、病院経営、不動産業など事業を拡大し、台湾屈指の企業グループに成長しました。2008年11月に新聞、テレビ局を抱える中時集団を買収し、中国電視と中天電視の親会社となりました。2009年2月には香港の民放テレビ局亜州電視も買収し、中華圏における大手メディアグループとなっています。


※2 中国電視(CTV)について
1969年に開局した台湾の地上波テレビ局。長年、台湾の与党・国民党を最大株主とするテレビ局でしたが、2003年の放送法改正によって民営となり、中国時報新聞を発行する中時集団に一時買収されました。2008年の中時集団の売却により、旺旺集団の傘下となりました。日本テレビとは1981年から協力関係にあります。


※3 中天電視(CTI)について
1994年に台湾の衛星・ケーブルテレビ局CTNとして設立され、2002年に中時集団に買収されました。2008年の中時集団の売却により、旺旺集団の傘下となりました。現在台湾で、ニュース、バラエティ、娯楽の3つのチャンネルを運営しています。また、海外向け中国語チャンネルも運営しています。


日本テレビ放送網株式会社 総務局 総合広報部