日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 大久保好男)にて2014年10月から本年3月まで放送したアニメ「寄生獣~セイの格率」が、全米最大の老舗アニメ専門チャンネルCartoon Network(カートゥーンネットワーク)で、本年10月から放送されることが決定しました。現地でのタイトルは"PARASYTE -THE MAXIM-"です。

©岩明均/講談社・VAP・NTV・4cast
©H・I/K・V・N・F

 アニメ「寄生獣~セイの格率~」は岩明均原作の人気コミックをもとにマッドハウスが制作した作品で、国内外で高く評価されています。昨年10月に日本で放送されて以降、100以上の国や地域で放送・配信されました。米国、ヨーロッパ、中東、アフリカでは、アニメを中心としたネット配信会社クランチロールが日本での放送直後から配信を行い、クランチロールでの人気作品Top5に入りました。台湾や東南アジアでは、有料放送チャンネル アニマックスが日本での放送の同日に、韓国でも有料放送チャンネル アニボックスなどが翌日に放送するなど高い人気を誇っています。

 Cartoon Networkは、2012年から土曜日の夜に「Toonami」という日本のアニメを集中放送する枠をスタートしました。米国の大手放送局で日本アニメを放送するほぼ唯一のチャンネルです。しかし、新作の日本アニメが放送されるのは、ワンシーズンに1作品か2作品程度です。今回、「寄生獣」の放送が決定した要因は、日本の放送と世界各地での同日サイマル配信の成功や、米国で英語版マンガ単行本が出版されていることなど、「寄生獣」が現地で大きな人気となっていることが背景にあるとみられます。ネット配信などこれまではコアなファンが中心でしたが、マス視聴者向けのテレビ放送が決まったことで、さらなる広がりと一大ムーブメントが巻き起こることが期待されます。

番組プロデューサー 中谷敏夫(なかたに としお)コメント
「そもそも25年も前の原作を"初"映像化する事は、特異な挑戦でした。あえて言うなら、この作品の根底に流れるコンセプトは、今を生きる全ての人々に対する警鐘なのかもしれません。日本のアニメクリエイターたちのある種のパッションが皆さんに伝わる事が出来れば、こんなに嬉しい事はありません。」

以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部