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オーストリア南部の、アルプスの山々に囲まれた村・グミュント。 通り沿いにある小さな小屋で、「ポルシェ356」は誕生しました。 |
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それは1948年のこと。 父・フェルディナンド ポルシェ73歳。息子・フェリー39歳。 ポルシェ親子にとって、長年の夢の結晶でした。 |
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二人の家は、ここから山をひとつ越えた湖のほとりの村、ツェル アム ゼーにあります。 第2次世界大戦の最中、戦火に見舞われているドイツから疎開してきたのでした。 |
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この家から、グミュントの小屋へ通っていた ポルシェ親子。 自分達の会社の、第1号になる車を開発 しようと…。 |
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しかし、まもなく二人はフランスに幽閉され、 オーストリアを離れることになってしまいます。 |
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一足早く釈放された息子フェリーは、この小屋に戻り、 父の志を継いで、新しい車の開発に没頭します。 |
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親子が初めて、自分達の名前をつけた車は、 息子が一人立ちをするきっかけでもありました。 |
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父が言います。 「私が作ったとしても、ネジの一本に至るまでこれと同じように設計しただろう」 厳しい父が、息子を認めた瞬間でした。 |
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![]() 次回はゴヤをお送りします。 |