ジル ヴィルヌーブ  『少年時代を過ごした家』

(2003/2/5放送)


   
カナダ、ケベック州にある農村・ベルティエヴィル。
ここに、伝説のF1レーサー、ジル ヴィルヌーヴが、少年時代を過ごした家があります。


   
フェラーリを愛し、誰よりも速くサーキットを駆け抜け、32歳の若さでこの世を去ったヴィルヌーヴ。


   
彼は幼い頃から、目的のためには「どんなことにも挑戦する」子供でした。


 
冬。アイスホッケーがしたくなると、凍ったばかりの川に足を乗せ、氷の張り具合を確かめたり。


 
 
大好きな車が欲しいと思えば、家の芝刈り機を分解して、乗れるように改造しました。


 
 
そんな無鉄砲で冒険好きな彼に、両親がただひとつ、約束させたこと。
それは、何ごとも隠さない、「嘘をつかない」ということでした。


   
ヴィルヌーヴは生涯、その教えを守ります。
だからこそ、彼の走りは人々を魅了しました。


 
 
一番になりたい。
その想いに、嘘をつかないで。
果敢に、決してひるむことなく。


ジル ヴィルヌーブ  『少年時代を過ごした家』

(2003/2/5放送)

今回の放送のBGM♪
 曲  The End Of The World
 唄  スキーター ディヴィス

次回(2003年2月12日)の『心に残る家』は
三浦綾子 『「氷点」を書いた家』をお送りします。お楽しみに。