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書院に面した真隠庭(しんにんてい)は寺を創建した住職が修行した中国の地を模して作ったといわれる全面、苔で覆われた珍しいものです。 地蔵堂に祀られている玉章地蔵(たまずさじぞう)は、今は無き小町寺にあったという高さ3メートルあまりの大きな地蔵。小野小町宛ての恋文が納められたといい良縁をもたらすといわれています。 |
今から六百五十年ほど前に創建された禅寺、退耕庵。 応仁の乱で焼かれ戦国時代に再建されたこの寺が今、十年ぶりに公開されています。 |
本尊の千手観世音菩薩は寺にまつわる諸行無常を見つめてきた仏様です。 |
ここを舞台に歴史が動いたのは戦国時代。 豊臣方の諸大名はこの茶室で徳川家討伐を計画。 それこそが関が原の戦いの発端となったのです。 |
警護の武士らが控えた間は未だに空気が張り詰めているかのようです。 |
書院の南側に広がる枯山水の真隠庭は当時と変わらず苔むすばかり。 |
地蔵堂に祀られているのは縁あってこの寺に移された身の丈3メートルもの玉章(たまずさ)地蔵。 胎内には恋多き女性、小野小町へ宛てたあまたの恋文が納められていたといい、縁結びのご利益があると言われています。 |
数々の秘話が息づく退耕庵です。 |
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「 絃歌幻想 」 作曲者:加古 隆 演奏者:姜 建華 |