世界まる見え!テレビ特捜部
07/08/27 OA
緊急警報!巨大津波を警戒せよ!
地震や地滑りなど、いわゆる「地殻変動」が原因で、発生する津波。





そんな津波の影響を最も多く受けているのが…
なんと常夏の楽園ハワイ。
なぜ、ハワイは津波の影響を受けやすいのか?


それは、ハワイが、太平洋の真ん中に位置しているから。
そこは、<環太平洋地震帯>と呼ばれるプレートに囲まれているため、
津波が発生すると、ハワイは全方向から被害にあってしまうのだ。
中でも、深刻な被害をもたらしたのが、
1960年5月に発生した「南米チリ地震津波」。
発生地点から12000kmも離れたハワイに津波が到達したとき、
その威力は、ほとんど衰えてなかったと言う。





そして、日本もまた、津波の被害にあいやすい国。
1993年7月におきた北海道・奥尻島津波も大打撃を与えた。
しかし意外だったのは、この津波による被害が最も大きかったのは、
地震の震源の反対側にあった青苗地区だったのである。
これは、いったいどういうことなのか?
実は、島付近で発生した局地的な津波は、
島を囲んで回り込む性質があるため、
震源の反対側にあった青苗地区にまで及び、
壊滅的な被害を与えたと考えられているのだ。


しかし、津波の原因は、地震だけではない。
そう地すべりもまた、津波を引き起こす要因。
そして、この地すべりが原因で、これまで見たこともない
超巨大津波が発生すると、指摘する科学者が現れた。
それが、ハワイ大学・地質学者ジェラルド・フライヤー博士。
彼の研究を基に作られた、シミュレーションによると…


「ハワイのマウナ・ロア山が噴火すると、巨大な地すべりが発生。
その土砂が海水を押し上げ、超巨大津波を引き起こす。
莫大なエネルギーを持ったまま、オアフ島のホノルルに到達!
山のような津波が、ホノルルの町を一瞬にして破壊してしまうのだ。」





フライヤー博士は、温暖化の影響で、世界的に海水の水位が上昇している今、
今後、さらに津波の被害は大きくなると予想。
津波に対して、さらなる警戒を呼びかけている。


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