世界まる見え!テレビ特捜部
10/08/30 OA
あなたならどうする?とっさの心理学大実験

【実験】
ニセの学力テストを受けている大学生。その途中、部屋の外から
人が倒れる音やうめき声が聞こえてきたら、助けにいくか?行かないか?



【結果】
<1人でいる場合>
助けにいく。人を変えて実験をくり返しても、全員が助けに行った。



<5人でいる場合>
誰も助けに行かない。
あきらかに苦しそうな声が聞こえていても行かない。一体なぜ?



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その答えのヒントとなるのが『傍観者効果』という心理学用語。
これは、目の前でトラブルが起きても、その場に居合わせた人数が多ければ
多いほど、1人1人の責任感が薄くなり、「他の誰かが助けるだろう」と考え、
困っている人に手をさしのべなくなる傾向があるのだ。



ところが逆に、「自分しかいない」と思った時、人間はとてつもないパワーを
発揮する。



2005年、韓国の地下鉄。
列車が近づいてくる線路内に、子どもが落下してしまった。
すると一人の男性が、ためらうことなく反対側のホームから線路に飛び降り、
素早く子どもを抱きかかえ、間一髪で子どもの命を救った。
ホームには他にも多くの人がいたのに、何故彼は、傍観者にならなかったのか?
本人は「現場を目撃したのは自分だけで、子どもを助けられるのは自分しかいない」
と思ったという。



我々人間は「自分しかいない」と思える強い心が持てれば、
誰でも救助の手を差し伸べることが出来るのだ。



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