骨肉腫は骨に発生したがん細胞が骨を壊す怖い病気で、
現在は放射線療法が一般的でしたが、
画期的な治療法が開発されました。
がんに侵された骨を一旦取り出して、
-196℃の液体窒素に20分ほど浸けます。
そうすることで骨の強度やタンパク質を温存しながら骨の中のがん細胞を凍らせて死滅させる事ができるのです。
そして死滅させた後、
骨を取り出した位置に戻して腱を縫合します。
手術後は早い人なら1週間、
ほとんどの人が1ヶ月ほどで歩けるようになります。
金沢大学では既に100以上の患者さんが手術を受け、
治療後の手足の機能もよく保たれているそうです。