不用品が生まれ変わる驚異のテクノロジー
あるものを再使用したカバン
あるものとは、高速道路の横断幕です。
この横断幕は、雨や風にさらされても破損や劣化がすることのないように頑丈にできています。 これまでは約800枚捨てていたのですが、 工夫してカバンにしたそうです。
このバッグは何から作られているでしょう?
正解は…不用になった消防ホースです。
他にも大量に廃棄される自動車のエアバッグで 作られたバッグもあります。肩ひもはシートベルトです。
この運動着はホニャララからできている
正解は…ズワイガニの殻
水揚げされた後、茹でて缶詰などに加工される時に 「殻」が大量のゴミになります。 殻から食物繊維キチン・キトサンを取り出し加工して 繊維にします。 この素材は肌に優しく、 また吸湿性・防臭効果が高くなっています。
古くなった消火器は一体どうなる?
10年ほどで廃棄される消火器、 中の消火薬剤は産業廃棄物として処理され、 農作物を育てる肥料に生まれ変わります。
消火薬剤は肥料に欠かせない窒素とリンを大量に含み、特にリンは人工で生産ができず、ほとんど輸入に頼っているため有効活用と言えるでしょう。
消火薬剤は消火器の中で固まらないように もともと撥水加工されています。 そのため肥料として使うには かなり細かく砕いて水に溶けやすくしています。
梅の種がホニャララに大変身?
梅の種は砕かれ、プラスティック樹脂と練り合わされ 合成樹脂となり、プラモデルの素材として使われています。
他にも… 廃棄されたビデオテープの磁気テープは、小さく切ったものを厚さ5ミリの板に加工し、畳の芯に利用されています。
信号機が生まれ変わったものとは?
正解は…野球のカウントボード
3台の信号機を重ね合わせ、組み合わせを変えて再利用されています。