放送内容

HATENAVI

2014/12/11 放送
なぜ冬でも外国人は半袖なのか?

なぜ冬でも外国人は半袖なのか?

先週から日本列島を包み込む大寒波が到来!
東京でも外に出るにはコートなしではいられませんよね?

しかし!
この寒い冬の最中、ある不思議な光景が!
それは…冬なのに半袖の外国人!?
なぜ半袖なのか徹底調査します!

調査に向かったその日の気温は8.5度。
日本人のほぼ全員が、コートやダウンなどの上着を着ていますが、出会ったのは、半袖のフランス人。
いつも激しく動くため、外でも寒くないんだそうですよ!

また、カフェで英語が学べる、人気の「英会話カフェ」に行ってみると、英語を教える外国人の先生は半袖ですが、日本人の生徒は長袖という不思議な光景!

冬なのに、なぜ外国人は、半袖なのでしょうか?
そのワケは、半袖外国人は寒い地域から来た人が多かったんです!
いったい、どういうことなのか?
日米で生理学を研究するドクターに伺うと・・・

「実は2年前、ハーバード大学の研究グループが熱を簡単に作り出す脂肪細胞を発見!このベージュ細胞が、寒い地域の人々に多く含まれていることが最近、明らかになったんです。」

でも、半袖外国人は、寒い地域の人々だけじゃなかったんです!
暖かい地域の人たちも、日本の冬に半袖を着ていたんです。

そんな外国人たちは、いったい何度になったら上着を着るのでしょうか?

日本人3人と欧米人3人の男性にご協力いただき実験しました。
自動で温度調節ができる試験室で実験です。
100分間で室温を20度下げ、上着を着る温度を見ていきます。
彼らには、寒くなったら上着を着るよう伝えて実験スタート!

最初に上着を着たのは日本人!
その室温は12.9度で、東京の12月上旬の最高気温と同じでした!

二人目も日本人!
上着を着たのは11.6度でした。

このまま、日本人が全員、先に上着を着てしまうのか!?
8.5度で、日本人全員が脱落!
残った外国人たちは、いったい何度で上着を着るのでしょうか?

アメリカ・バージニア出身のドレイクさんは、6.5度で上着を着ました。
続いて、ノルウェーのソンドレさんは5.8度で脱落!

そして残るは、アメリカ・シカゴ出身のマッチョマン!マクマンさん!
マクマンさんが上着を着たのは、なんと冷蔵庫の中と同じ温度、4.3度でした!

どうやら筋肉がついていると寒くないらしい!?
一体、どういうことなのか、先ほどの永島先生に伺うと・・・
「一般的に日本人と比べて欧米人の方が、筋肉の量がとても多い。作り出す熱の量が日本路に比べて多いことが大きな理由になっている」

半袖外国人に多かったのは、筋肉ムキムキのマッチョマン!
彼らは、筋肉が作る熱量で寒くないそうなんです!

ということは、半袖の外国人は、体温が高いのか?
日本語学校や、ユースホステルにも協力してもらい、脇の下の体温を測ってみると・・・

日本人は36度台前半の体温が多かったのに対し、外国人は37度台が続出!
オーストラリア人は37.4度で、柔道のブラジル人も37.4度!
さらに!先ほどのカメルーン人は、なんと37.6度!
45人中、なんと約半数の22人が37度台!
外国人の脇の下の平均体温は、日本人よりも0.7度も高かったんです!