日本テレビなど全国31社の放送事業者で構成される公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会は、24時間テレビの寄付金を福祉支援事業、環境保護活動支援事業、災害復興支援事業の3つの分野に役立てさせていただいています。
そのうちの環境保護活動支援事業では、2004年から水辺・山辺の清掃活動、環境保全活動などを行っています。今年で13年目を迎え、これまでに全国231か所で95,873人の方々と環境のために汗を流してきました。全国各地で開催される24時間テレビの環境保護活動支援事業を通して、地球環境全体への関心・意識が高まること、またそれをメディアが主体的に行い、伝えていくことによって活動の輪が更に広がることを目指しています。
この取り組みの一環として、2016年4月23日(土)、日本テレビエリアの環境保護活動「さいたま緑の森博物館プロジェクト2016」を開催しました。「さいたま緑の森博物館」は、埼玉県の狭山丘陵に広がる雑木林など自然そのものを博物館として開放している“野外博物館”です。このイベントは、狭山丘陵の里山の自然を保護しようという活動であり、今年で4回目の開催となります。
当日は、6歳の小学生から76歳の方までボランティア・スタッフ合わせて130人が参加しました。
午前中は5班に分かれ自然観察教室を行ったあと、2014年の活動で救出したどんぐりの苗を来年以降の植樹に向けてさらに大きく育てるため、一回り大きな鉢に植え替える作業を行いました。
午後は3グループに分かれ、日本の在来種に悪影響を与える外来種「キショウブ」の除去、伐採後の切り株や根から新しい芽が伸びてきた萌芽更新株を守るための「アズマネザサ」の刈り取り、自然観察路の「ロープ柵の修理」など里山を守る作業を行いました。
ご参加いただいたボランティアの皆さんからは「貴重な体験をありがとうございました。終わったあとは達成感がありました。」、「自然環境の勉強になりました。継続していく事が大切だと強く思いました。」といった感想をいただきました。ボランティアの皆さん、ありがとうございました。
当日の活動の模様は、4月24日付の読売新聞埼玉版に掲載されました。また、6月5日に「日テレアップDate!」内の「24時間テレビチャリティー・リポート」での放送を予定しています。
里山の自然観察
苗木の植え替え
外来種「キショウブ」の
除去作業
萌芽更新株の保護のための
草刈り
自然観察路の
ロープ柵の修理作業
日本テレビ放送網株式会社
公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会
さいたま緑の森博物館
埼玉県
読売新聞東京本社