STORY

映影頭踏

2024.04.14 O.A.

アクマゲームに負けた丸子(須賀健太)の命が賭けの清算として奪われたことにショックを受ける照朝(間宮祥太朗)だったが、『悪魔の鍵』を持つことは危険だと忠告する龍肝(橋本じゅん)に、父・清司(吉川晃司)を殺した男(小澤征悦)に近づくためにゲームに挑み鍵を集めると断言する。
大切な友人である初(田中樹)と悠季(古川琴音)をこれ以上危険に巻き込みたくない照朝は、2人にもう関わるなと言って遠ざけようとするが、そんな照朝に苛立つ初は、ついキツイ言葉をぶつけてしまう。

一方、とある格闘技の試合で圧勝する総合格闘家・兵頭猛(栄信)。控え室でひとり、手の中の『悪魔の鍵』を見つめる。なかなか勝てなかった兵頭は『悪魔の鍵』と出会って以来連戦連勝で、金と権力を手に入れたのだ。
そんな兵頭は試合後に祝杯を上げに行ったキャバクラで、目の前に現れた上杉潜夜(竜星涼)から、織田照朝の持つ鍵を奪えばもっと望むものが手に入ると唆される。

喧嘩をした照朝と初を仲直りさせたい悠季は、中2の時に3人で埋めたビデオレターを掘り起こしに行こうと照朝を誘うが、あっけなく断られる。初にも照朝を誘ってと頼んでみるが、会社への融資を集めるために奔走する初はそれどころではなかった。
仕方なく1人で中学校を訪れた悠季は、校門の前に佇む照朝を見つけ、強引に中へと引っ張って行く。2人で校庭の隅を掘り起こすと、ブリキの箱が見つかり、中から1枚のDVDが出てくる。

教室でビデオレターを見ようとセッティングをしていた照朝が物音のする方を振り返ると、悠季にナイフを突き付けた兵頭が現れる。胸に悪魔の鍵をぶら下げた兵頭は、「お前の鍵をよこせ!」と照朝に迫る。そこにやって来た初が、兵頭に飛びかかり悠季を助けるが、代わりに人質に取られてしまう。
照朝と悠季に逃げろと言う初。もう大切な人を失いたくない照朝は、自分の『悪魔の鍵』を床に突き挿し、「出てこい、悪魔!」と叫ぶ。巻き起こる竜巻の中からガドが現れ、アクマゲームの第2ラウンドが始まるのだった!!

以下、ネタバレを含みます。

照朝が『悪魔の鍵』を使ってガドを召喚し、兵頭(栄信)とのアクマゲームが始まった!自分が勝ったら『悪魔の鍵』に関する情報を全て話してもらうことを要求する照朝。対して兵頭は、照朝だけでなく初と悠季の命も要求し、「俺が負けたら命をくれてやってもいいぞ!」と余裕綽々に照朝を挑発。照朝もすかさず「ふざけるな!おまえの命をもらうのは俺だ!追加でこいつの命を自由にする権利をもらう!」と対抗するが、人の命を奪おうとする照朝に初が反発し、照朝と初の仲はますます溝が深まってしまう…。

ガドが用意したゲームは、互いの影を踏み合う『映影頭踏~Shadow Step~』。閉鎖空間内のフィールドで、相手の影の首から上の部分を踏めば1点獲得。先に2点先取した方の勝ちとなる。
格闘家・兵頭のフットワークについて行けずに苦戦を強いられる照朝は、自らゲームを始めたことで与えられた“悪魔のチカラ”『1分間の絶対固定(リミテッド・パーフェクト)』を発動。どんな物体でも1分間だけ固定できるチカラで兵頭の動きを止めようとするが、謎の男・上杉潜夜(竜星涼)が裏で動き、阻まれてしまう。もはや万事休す…諦めかけたその時、助けに入った初と悠季が命懸けで兵頭の動きを止め、照朝は辛くも勝利を収める――。

ゲームが終わり、敗れた兵頭を抹殺しようとするガドに、照朝は“待った”をかける。確かに兵頭はゲームの前に「負けたら命をくれてやる」と言ったが、すぐさま照朝が「おまえの命を奪うのは俺だ!」と兵頭の発言を上書きしたはず。「だからガド、俺の意に反してあんたは兵頭を殺すことはできない」。もう誰も死なせはしない…。照朝の機転によって兵頭は命拾いし、照朝の真意を知った初の気持ちも氷解するのだった…。

照朝は兵頭から『悪魔の鍵』を譲り受ける。これで4本目…。鍵に関する新たな情報は得られなかったものの、着実に鍵の本数を増やしていく照朝に、今度は潜夜が勝負を挑んできた!潜夜が持つ『悪魔の鍵』は、なんと5本…!「次は僕が最高のスリルを味わわせてあげるよ」――大胆不敵な天才ギャンブラー・潜夜が照朝に襲いかかる!!

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