STORY

粘土問答

2024.05.26 O.A.

グングニルのアジトとおぼしき地下施設を目指す照朝(間宮祥太朗)は、転落しそうになるところを間一髪で初(田中樹)に救われた。裏切ったはずの初がなぜ目の前に…?疑いの目を向ける照朝に、初は「鍵とガイドの情報が欲しいんだろ?だったら一緒に来い」と歩き出す。

一方、ホテルでは、アクマゲームトーナメント2回戦第2試合が始まろうとしていた。潜夜(竜星涼)と悠季(古川琴音)が対戦するのは、天才棋士・毛利(増田昇太)とカリスマユーチューバー・浅井(坂口涼太郎)のチームだ。
毛利は弱冠19歳で竜王のタイトルを獲得したあと、挫折を経て、今は『悪魔の鍵』の力で連戦連勝。勝利への執着は人一倍強い…。そんな毛利の攻略法を探る潜夜は、ある作戦を仕掛け、毛利の弱点を発見する!

自信満々に鍵を挿し、悪魔を召喚する潜夜。出現したのはエルヴァ(cv.中村悠一)だった。エルヴァが用意したゲームは『粘土問答~Clay Dialogue~』。チームの1人が“お題”を粘土で形にし、もう1人が粘土の形からお題が何であったかを当てるゲームだが、途中で相手チームの妨害も入るので、推理で答えを導き出すのは容易ではない。

その頃、森の中を歩きながら初は自分がこのトーナメントに参加した本当の理由を照朝に聞かせる。初は照朝を裏切ってなどいなかった。グングニルの情報を集めるため、欲に溺れたフリをして崩心(小澤征悦)に近づいていたのだ。互いを認め、再び手を取り合う照朝と初は、共にグングニルのアジトへと潜入する。
ゲーム会場ではゲームを楽しんでいるように見えた潜夜に思わぬ落とし穴が待っていた。苦しそうな潜夜の様子を愉快そうに見るエルヴァ。悠季は潜夜を心配し声をかけるが…。

以下、ネタバレを含みます。

『粘土問答』は、1人が粘土を作成中、他のプレーヤーは答えが分からないように暗闇に包まれ、五感を封印されてしまうルール。潜夜は、暗闇が大の苦手…。暗闇の中に身を置くと、家族の命を救えなかった後悔の念にさいなまれ、死んだ母と妹の幻影に襲われてしまうのだ。本来の実力を発揮できなくなった潜夜は予想外の苦戦を強いられ、やむなく悪魔のチカラ『スーパーデリバリー(超配達)』を発動。毛利の最愛の家族・妻と息子を会場に瞬間移動させ、毛利を混乱に陥れようとする。
突然目の前に現れた妻・シズ(穂志もえか)と息子の勇を見て狼狽する毛利だったが、悪魔のチカラ『シャットアウト(知覚消去)』を発動し、妻子の存在を自分の五感から消し去り、ゲームへの集中力を途切らせなかった。最愛の家族ですら自分の意識から消し去った毛利の勝利に対する執念に、怒りを覚える潜夜。だが、シズの夫を信じて黙って勝負の行方を見守る絶対的な信頼を前に、ただ茫然とするばかり。そして、潜夜と悠季はまさかの敗北を喫してしまう。
一方その頃、照朝と初は、グングニルの目的を突き止めていた!グングニルは、トーナメント参加者が持つ『悪魔の鍵』を根こそぎ集めようとしているのだ。『悪魔の鍵』は所有者が譲渡するか、アクマゲームで勝たない限り移動しない。力ずくで奪うことができないため、グングニルはトーナメントを利用した…。おそらく、最後に残った1人に、グングニルのトップであるガイドがゲームを挑んでくるはず…。全てはガイドが仕掛けたワナ!しかも、すでに決勝戦が終了した他のゲーム会場では、勝利した1人を残して全員グングニルに処刑されていた…。
照朝の報告を聞き、参加者一同は驚愕…。そしてついに、照朝の前にガイドが姿を現した!「久しぶりだな、照朝」…それは、死んだはずの父・清司(吉川晃司)だった――。

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