中国人留学生のシンイー(金澤美穂)が働くブータン料理店でガス爆発が起こり、店長の田中政雄(名倉右喬)が死亡した。交換殺人ゲームで殺したい人間として店長の名を書いたのは、シンイー。彼女は、恋人・クオン(井阪郁巳)の不法滞在をネタに店長からしつこく口説かれていた。店長の死後、シンイーの部屋のベランダに置かれた植木鉢には、『あなたの番です』と書かれた包丁が刺さっていた…!シンイーは、今度は自分が殺す番なのかと怯え、クオンや同居している仲間に相談する。シンイーの手元には、ゲームの時に引いた、ある人物の名前が書かれた紙があるが…。
店長の死は事故という見方が強まるものの、警察の捜査は続いていた。そんな中、定例の住民会が開かれる。出席者は、菜奈(原田知世)、久住(袴田吉彦)、洋子(三倉佳奈)、浮田(田中要次)、黒島(西野七瀬)、尾野(奈緒)、澄香(真飛聖)、早苗(木村多江)、藤井(片桐仁)、美里(峯村リエ)。誰もが、マンションの周辺で次々と起こる死に、住民の誰かが殺したのでは…という疑いを抱き、会議は進まない。すると、洋子が交換殺人ゲームで自分の名前を書いたと打ち明け、その紙を引いた人に名乗り出てほしいと訴える。誰も名乗り出ないでいると、皆が誰の名前を書いたのか言い合うべきだと主張する洋子。彼女は、菜奈がゲームを始めた張本人だとして「ゲームを始めたあなたから率先して言うべきでしょ!」と詰め寄る。
住民会終了後も納得できない洋子は、菜奈を引き留めて食い下がる。そこに居合わせた黒島と浮田。浮田は、自分が引いた紙に“赤池幸子”と書かれていたと告白。一見、仲の良い嫁姑に見える幸子(大方斐紗子)と美里だが、マンション前で揉めているのを住人たちも目撃していた。この混乱に乗じて美里が幸子を殺すのではないか? と言う浮田の不吉な憶測に、菜奈の不安は高まる――。
住民会の後、沈んでいる菜奈を心配する翔太(田中圭)。彼は菜奈の力になりたいと言うが、菜奈は真実を打ち明けられない。
そんな中、翔太は尾野から、住民会で行われたのは人狼ゲームではなく、交換殺人ゲームだと聞かされる。翔太は、菜奈が自分に嘘をついていることを知ってショックを受け…。
その頃、シンイーには、またしても『あなたの番です』という脅迫状が届いていた。“交換殺人ゲーム”は、次なる犠牲者を生んでしまうのか!? そして、狙われるその人物とは――!?
翔太は、菜奈との関係に悩んでいることをスポーツジムの客・朝男(野間口徹)に相談する。朝男をアニキと慕う翔太は、あけすけに交換殺人ゲームの話まで話す。
一方、菜奈は、クライアントのスポーツ用品メーカーを訪ねる。そこで、菜奈に夫として声を掛けてきたのは、翔太ではなく朝男だった…!彼は「交換殺人ゲームって何?」と、菜奈にささやく…。
そんな矢先に、また恐ろしい事件が起こってしまう。502号室、赤池家。突然の暗闇の中、美里が自らの誕生日を祝うバースデーケーキを幸子と吾朗(徳井優)の前に運んでくる。ケーキの上には“HAPPY BIRTHDAY MISATO”と書かれたプレートが。美里がろうそくの炎を吹き消すと、突然チェッカーズの『ジュリアに傷心』が爆音で流れ出す――!
502号室からの大きな音を聞いて、菜奈と翔太、早苗、藤井が赤池家に駆け付ける。鍵は開いており、4人がおそるおそる部屋に入ると、美里、吾朗、幸子がケーキを囲んで座っていた。が、よく見ると、美里と吾朗は首を切られ死んでいた…!辺りは血まみれで、幸子は頭からビニール袋をかぶせられている。翔太が袋を取ると、幸子は絶叫。そして、ケーキの上のプレートには“赤池美里”と書かれていた――!