「台風でこれから停電するかもしれません。灯りの備えを!」
偶然にも、台風15号が上陸する前日に、千葉市で防災イベントを開催。
子連れも多いショッピングモールでのイベントとあって、
気象予報士の木原さん、そらジロー、チーバくん達と楽しく防災を伝えつつ、
台風にどう備えたらいいか、お話していました。
「停電すると冷蔵庫の中のものがダメになってしまいますね。
ペットボトルの飲料を凍らせておくと、停電時、クーラーボックスなどに入れたら
保冷剤替わりとなり、溶けたら飲むことができます!」
などと、北海道胆振東部地震で全道停電となった札幌市を取材した時に、
主婦の方々から伺った「知恵」をお伝えしました。
そして台風が上陸・・・
千葉県の広域で、長期間停電。
家屋の被害も大きく、想像以上の大きな被害となりました。
1週間、千葉県の各地を取材しました。
「壊れた家の修復の目処がたたない」
「電気が通じないとお風呂に入れない」
「電話、携帯も繋がらない。誰とも連絡が取れないことが精神的に一番辛かった」
そんな声も聞きました。
そうした苦しい生活の中で支えになったのは、
地域での支え合い、駆けつけてくれる家族や友人の存在だといいます。
簡単につながる手段は、簡単に繋がらなくなります。
大規模な停電や通信障害が発生した地域で、
改めて、人と人の「絆」が、災害時の"命綱"となると感じました。
そして、台風19号で甚大な被害のあった地域では、
今なお大変な状況が続いています。
下を向く気持ちを上向きに変え、復旧に向けて歩みを進める原動力も、
人と人の「絆」から。
今、私にできることは何か・・・問い続けたいと思います。