本番での強さ
サッカー・ロシアワールドカップでは改めてスポーツが持つ興奮や
惹きつける力の強さを感じます。
私は今年2月、韓国平昌オリンピックで実況を担当し、現場で各スポーツが持つ力を
体感してきました。
その力の一つの要素は「アスリートが限界や土壇場で発揮する力への驚きと興奮」ではないかと
思います。
長年スポーツを取材していると、大舞台でいかに実力を発揮するか、
緊張を乗り越えるかが各選手の大きなテーマだと感じます。
ではいかにその力を身につけるか。
様々な選手の意見をまとめると、一つはいかに本番の究極の場面をイメージして
自分の中に「葛藤」を生み練習できるか、という事のようです。
野球なら投手で9回裏満塁のピンチ、四球を与えたら押し出しサヨナラ負け。
ゴルフならこのパットを外したら負け。
勝負の場面を想定して自らの中に強い葛藤を作り、普段の投球練習、パットの練習が出来るか。
そんなしんどい心のトレーニングを自分に課しながら地道に取り組む日々が
栄光の日の輝きに繋がっているのだと思います。